今年はスケジュールが前倒しになっていて締切が異様に早いわけですが、それがなかなか世間には浸透していないようでいまさら慌ててしまっているひと、さらには今年初めて受験するひとはただの受験申込書類を出せばいい思っていたひとも多いようで、ともに今年は例年以上に提出前の大騒ぎになっちゃっているように思います。
わたしが受け持っているSUKIYAKI塾添削講座受講生のかたたちは添削回数3回を超え、皆さんイイ感じに仕上がりつつあるので安堵しています。
反対にわたしの身近な受験生のひとたちは先週くらいからようやくハートに火が着いたようで今はまさにヒートアップ中といった感があります(もしかしてまだ火がついていないひともいるかもしれませんが。。。)。
いずれにしても残りの期間、なんとかやりくりして納得のゆく書類に仕上げてほしいと思っています。
本日は業務内容の詳細について触れますね。
以前の投稿のものをご覧いただけたら雰囲気が伝わるかもしれませんが、以下に再掲しておきます。
H22年度技術体験論文の略記をアレンジしたもの
基本的な流れとして、
①業務の概要
長くても2~3行程度で表現されたい。
基本的なことですが、建設環境を受験するのであれば建設事業であることがわかるように書いてください。
そして建設事業による環境への負のインパクトを回避、最小化、矯正、軽減、代償することを目的とする業務ならここに、上記のミチゲーションを課題とする業務なら課題のところでもいいですのでそれをシッカリと書いてください。
②立場と役割
立場と役割をそれぞれ簡潔にしっかりと書く。1~2行。
上記の業務概要と合わせて3~4行にまとめて書いても良い。
添削していて意外と多いのが立場と役割のどちらかしか書いていないひとが多いことです。
③課題
簡潔に表現されたい。1~2行。
「~(簡単ではない)ことが求められた」というようなことを書くべき部分です。
④問題点
ここは特に行数は問いません。問題点(課題達成を阻むボトルネック)をシッカリ表現できるような文章量にしてください。
「しかし~ない」という文章が収まるべき部分です。
ここの肝の部分はこのあとの技術的提案、さらに成果とも直線的に繋がっていなければいけません。複数の問題点を挙げる際には①~、②~、③~等のように番号を振るのがわかりやすいです。
上記の課題と合わせて書いても良いです。
⑤技術的提案
問題点を解決する技術的な方法に関する論理的な考察過程、根拠を示す、あるいは匂わす。
ここも分量は問いません。シッカリと書いてください。
問題点を①~、②~、③~等と番号を振った場合には、対応するそれぞれの解決策に同じように番号を振りましょう。
⑥成果
(問題点が解決し)課題が達成されたことを簡潔に書く。1~2行。
ここは課題と同じことを書いてください。
課題で触れてもいないことを突然に成果として挙げちゃうひとがいます。
きっと事業の成果と勘違いしちゃっているんだと思います。あくまで「あなた」が解決したことによる成果です。
という感じになるのではないでしょうか。
特に記述することが求められている②「立場と役割」と⑥「成果」を抜かしてしまうと、即、不合格です(というのはちょっと大袈裟ですが)。
⑦現時点での評価及び将来展望
については書いてもいいんですが、やはり課題、問題点、解決策のところにスペースを割くべきで、現時点での評価や将来展望については業務内容の詳細にはあえて書かず、口頭試験のときに口で説明することをオススメします。
とにかく上記の内容を720字でキッチリ書ききってください。
ちなみに例とした画像を挙げたのがわたしのH22年度試験で作成した技術的体験論文の略記業務を業務内容の詳細用にアレンジしたものですが、これは空白含まず618字でした。
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