2018年5月16日水曜日

平成30年度技術士試験 要チェック分野まとめ(Ⅱ‐1)

先週後半から今週前半にかけて、SUKIYAKI塾北海道の筆記試験対策セミナーに講師として参加して参りました。自然の豊かさ、土地の広大さ、たべものの旨さ、そして人情の厚さに圧倒される6日間でした。まだ日常に完全には復帰できていません。
セミナーでも当地の建設環境の技術士のかたがたとも意見交換、情報交換ができ、今年度試験への取組み方法、のこり2か月の優先順位などが再確認できました。

というわけでさっそくに当ブログの人気投稿記事ともいえる過去問出題ジャンルまとめと出題予想をもう掲載することにしました。
これまでもまるっきり外れたわけではないですが、それでももちろんズバリ的中しているわけでもありませんので、ご自分でもいろいろと思いめぐらせながら試験問題、出題ジャンルを考えてみて下さい。
そして試験まで残り2か月、集中して頑張ってください!

天に続く道
【知床斜里】

まずは過去問を振り返ってみましょう。
H29
①外来種防止行動計画
②閉鎖性海域の環境保全目標
③気候変動を考慮した防災対策、減災対策
④土壌汚染による有害汚染物質の摂取経路

H28
①湖沼やダム湖の富栄養化対策
②建設発生土のリサイクル
③騒音対策
④生物多様性民間参画

H27
①生態系サービス
②再生可能エネルギー
③景観重要公共施設制度
④廃棄物最終処分場跡地

H26
①生物多様性4つの危機
②ヒートアイランド現象
③循環型社会
④下層DO

H25
①環境再生における順応的管理
②改正環境影響評価法
③建設リサイクル
④生態系ネットワーク

でした。

日本技術士会が公表している試験内容の解説「平成25年度技術士第二次試験の内容について」を見ると、Ⅱ‐1で問われている『専門知識』の意味する内容は、
・「選択科目」における重要キーワードや新技術等に対する専門的知識を問う。 
とあります。重要キーワード新技術というのがミソですね。

昨今の話題なども鑑みるとH30は以下のようなあたりになるんじゃないかと予想しました。

①防災減災(グリーンインフラ生態系を活用した防災減災防災公園
生物多様性オフセット
③沿岸漂砂(河川流量の減少と水質及び土砂移動への支障)
水循環基本計画(水辺空間の保全・再生・創出)
⑤再生可能エネルギー(洋上風力発電センシティビティマップ
SDGs(17のゴール)、パリ協定(2℃未満
建設リサイクルリサイクル材の利活用建設廃棄物処理
ダム再生ビジョン
持続性ある実践的な多自然川づくり
環境アセス手続き(環境保全措置等の結果の報告・公表


以上のものは問題Ⅲ対策も意識しながらチェックしておかれるとよいでしょう(アセス手続きは問題Ⅱ-2対策として)。
いずれにしても重要キーワードや新技術はそろそろ出題分野的に出尽くした感がありますので(というのは大げさですが)、今後は過去に出題された分野であっても問いかたを変えてくるようになるのではないかとも考えています。
そういった意味では、これまでの試験で頻出している分野である生物多様性関連と循環型社会関連についてはしっかり基本的知識を整理しておく必要があります。

⑪温暖化関連もホントは重要課題なのですが、最近は緩和策よりは適応策が(試験もさることながら社会的な課題として)よく取り上げられている傾向に感じますね。気候変動の観測・予測・影響評価に関する統合レポート2018気候変動適応計画国土交通省における地球温暖化対策について
あたりは建設環境の技術士に相応しいと自認するひとは試験に出題されるされないにかかわらず身に着けておくべきです。

★最後に宣伝です(^^)/
SUKIYAKI塾北海道(札幌)にて開催されたAPECさんによる講義の模様を撮影した動画の販売をSUKIYAKI塾沖縄でいごの会で開始しました。
よかったら合わせてご覧ください。
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