2020年9月25日金曜日

建設環境 選択科目Ⅲ-1 ヒートアイランド現象への対策

「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1がヒートアイランド、そしてⅢ-2がグリーンインフラでした。
ヒートアイランドはこれまで何回も問われているもので話題としてもやや古いので(もちろん問題文にもある通り早急に取り組まねばならない重要案件ではありますが)、まさかここでメインテーマとして出題されるとは思っていませんでした。
都市の課題のひとつとして受験生側がヒートアイランド現象を課題として取りあげるパターンで考えてしまっていました。都市計画がらみといえば絡むので、出題された後になったいまでは出題ジャンルのセンスに妙に納得しているところです。
わたしのブログではグリーンインフラ推しでしたが、上記のように受験生側で取り上げる都市の課題のひとつとしてヒートアイランドを取り上げる受講生も多かったものですから、実際に皆さんがどちらを選択したのか興味がありますね。ほぼ二分しているかもしれませんね。
いずれにしろ、どちらでも、あるいは少なくともどちらかは自信をもって解答できたのではないでしょうか?問題文を見た瞬間の、皆さんのガッツポーズが目に浮かびます。

暑いいちにちの終わりに
【沖縄県国頭郡恩納村】

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色の答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 ヒートアイランド現象は都市をとりまく環境問題の1つであり,近年,地球温暖化による影響と相まって都市の気温の上昇が顕著であるため,早急な対策が必要である。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)ヒートアイランド現象の原因を3つ記述せよ。その上で,多面的な観点から課題を複数抽出し,その内容を観点とともに示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する建設分野における対策を複数示せ。

(3)前問(2)で示した対策の実施に際して生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。


難しく考えずに、ヒートアイランド現象の原因3つそれぞれから課題を抽出すればいいと思います。
興味深いのは、(2)のところで、建設環境ではなく「建設分野」における対策を書かせています。これではまるで建設部門の必須科目での出題みたいじゃないですか。
まぁ建設分野の環境問題なので何を書こうとも建設環境ということなんだろうと思いますが。

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