2019年12月4日水曜日

口頭試験における技術士コンピテンシー

口頭試験が始まっています。建設環境のかたは来週?さ来週?くらいでしょうか。
いくら合格率が高いからと言って、決して気を抜くことなくしっかり準備をして臨んでほしいと思います。

今年度から総監部門を除く技術部門については「技術士コンピテンシー(技術士に求められる資質能力)」に沿った内容になることが告知されました。
実際、筆記試験も必須科目Ⅰや選択科目Ⅲで問われ方に変化がありました。
そしてもちろん筆記試験だけじゃなく、口頭試験についても同様に変化するものと思われます。

○口頭試験
技術士としての適格性を判定することに主眼をおき,筆記試験における答案(総合技術監理部門を除く技術部門については,問題解決能力・課題遂行能力を問うもの)及び業務経歴を踏まえ実施するものとし,筆記試験の繰り返しにならないように留意し以下を確認する。
コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメント、技術者倫理、継続研さん 
【A】総合技術監理部門を除く技術部門
Ⅰ 技術士としての実務能力
 ① コミュニケーション、リーダーシップ [ 30 点 ]
 ② 評価、マネジメント [ 30 点 ]
Ⅱ 技術士としての適格性
 ③ 技術者倫理 [ 20 点 ]
 ④ 継続研さん [ 20 点 ]

コミュニケーション
・業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
・海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

リーダーシップ
・業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
・海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。

評価 
・業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,次段階や別の業務の改善に資すること。

マネジメント
・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。

技術者倫理
・業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上で,社会,文化及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代にわたる社会の持続性の確保に努め,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
・業務履行上,関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
・業務履行上行う決定に際して,自らの業務及び責任の範囲を明確にし,これらの責任を負うこと。

継続研さん
・業務履行上必要な知見を深め,技術を修得し資質向上を図るように,十分な継続研さん(CPD)を行うこと。

上記のコミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメント、技術者倫理、継続研さん、の各項目についてはぜひ『具体的な内容で』回答できるよう準備しておいてください!健闘を祈ります!

技術者倫理
【東大阪市】

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