2022年5月6日金曜日

R4環境部門(自然環境保全)の要チェック分野まとめ(Ⅲ)

GWも終盤にさしかかり、そろそろUターンラッシュでしょうか。仕事に試験にいよいよ頭も気持ちも切り替えていかないといけませんね(自分に言い聞かせています)。

というわけでさっそく試験対策のほうに参りましょう。今回は環境部門自然環境保全の選択科目Ⅲです。
選択科目Ⅲは「社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象」に出題されます。
では具体的にどういったことが出題されていたのか見ていきましょう。

①カワウ被害防止特定計画
②国際的な地域登録制度を活用した地域振興計画

R2
①事業者による生物多様性保全
②高山植物の衰退

R1
①地域のエコツーリズム推進
②生物多様性地域戦略

H30
①再生可能エネルギー導入
②侵略的外来種対策

H29
①世界自然遺産登録地
②自然公園におけるユニバーサルデザイン

H28
①生物多様性地域戦略
②自然公園の利用促進と保護

H27
①里地里山における生物多様性
②外来生物対策

H26
①多様な主体による協働
②絶滅危惧種の保全策

H25
①生物多様性国家戦略
②再生可能エネルギー

R3はカワウが出ましたよね。いまさらながらに驚きました。
ただもうひとつのほうは自然公園系でしたもんね。
というわけで、出題ジャンルの傾向は変わっていません。
自然環境保全なので、
1に生物多様性
2に自然公園
これに尽きます。
生物多様性についてはさまざまなシチュエーションが年度によって変化しているだけです。
なお時折問われる再生可能エネルギーについては、もちろん自然環境保全の技術士として回答するわけですから、当然「生物多様性」や「景観」の保全という観点からの課題と解決策を展開してくださいね。環境部門共通の必須科目Ⅰとは違う意識で書かないと痛い目に合うかもしれません(合わないかもしれませんが)。

わたしの予想(というか希望)は、昨年と同じですが、奄美沖縄が世界自然遺産として登録されましたので、ここはぜひ(奄美沖縄に限らず)世界自然遺産地の維持管理について問われたら嬉しいですね。
あとは、設問に限らず推していますが、やっぱり外来種対策ですかね。ここ半年というものアメリカザリガニの話題が頻繁にありました。
それから(これまた昨年と同じネタになりますが)R2年の環境白書は「気候変動×防災」がテーマでしたので、ここは満を持して生態系を活用した防災減災(Eco-DRR)が出題されてもいいんじゃないでしょうか。

屋久島国立公園
世界自然遺産 屋久島

とにかく基本的なことですから(そして選択科目Ⅱ-1、Ⅱ-2対策にもなりますので)、生物多様性国家戦略、生物多様性地域戦略、外来種対策、自然公園(国立公園)・世界自然遺産登録地・ラムサール条約湿地等の維持管理、についてはしっかり整理、理解したうえで試験に臨んでください

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。

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