2013年12月19日木曜日

技術士1次試験、合格おめでとうございます!

平成25年度技術士第一次試験に合格したかた、誠におめでとうございます!

官報で実名をチェックしてみたら、知り合いと思しき人々のお名前がチラホラ散見され、とっても嬉しいです。

条件を満たすひとは来年にはさっそく二次試験にチャレンジしてください!応援します!
このブログは主に二次試験受験者向けに発信しています。
よかったら参考にしていただいて試験に取り組んでいただけたら幸いです。

次は二次試験です!

2013年12月18日水曜日

新試験方式による口頭試験の感想

12月も中ばを過ぎ、わたしの知り合いの受験生皆さん、口頭試験を終えられました。
これから3月の発表までがまた長いんですよねぇ~。
皆さんの合格を祈念しています。

送っていただいた口頭試験の再現記録をみてみると、とにもかくにも時間が「短いです。
それに付随して質疑の内容が実に「あっさりです(これは受験者のデキにもよるのでしょうけど)。
※ここでいう受験者のデキとは、業務詳細論文の仕上がり、あるいは模擬口頭試験を経験したことによるプレゼン内容のアレンジや口頭試験慣れのことをいいます。

このことから、やはり受験申込書と一緒に提出する業務詳細論文(いわゆる小論文)の仕上がりがとても重要だということです。
「仕上がり」と書きましたが、受験する部門科目の技術士としての相応しさが表現できているか?ということです。

これまでの口頭試験では技術的体験論文の仕上がりがいまいちでも口頭試験時に挽回できる(時間の)余地がありましたが、今年からはとにかく試験時間がないので、挽回できるチャンスがあるのかどうかは試験官次第だということです。
全てのひとに挽回の機会があるとは限りません!

来年受験するかたは、5月上旬の提出まで、残りの4か月でしっかり仕上げてください。
当たり前ですが、試験内容が明らかになった来年からは、今年のものよりもレベルがあがりますからね。

がんばってください

2013年12月17日火曜日

サシバの保護の進め方が公表されました

12月も中盤となりました、早いですね。

以前にパブコメ記事を紹介しましたが、正式版が早くも公表されました。
猛禽類関係者は座右の指針となるのでしょう。
沖縄をフィールドとするわたしにはあまり関係ないのですが、プリントして正月休みに勉強してみようと、そのためのメモ代わりに以下に貼っておきます。

来年度はSUKIYAKI塾の添削講座が復活するかもしれないので、春の出願講座に向けていまから勉強しておかないとね。

渡り途中でひと休み(10月20日那覇市)

報道発表資料


平成25年12月16日

「サシバの保護の進め方」の公表について(お知らせ)

 環境省では、サシバの保護のための基本的な考え方や保護のための調査方法等の指針として、「サシバの保護の進め方」をとりまとめました。
 今後、関係者がサシバの保護や環境アセスメント等において活用されることを想定し作成しましたので公表します。
 サシバは、日本に夏鳥として渡来する中型の猛禽類で、近年、生息分布が急激に縮小していることから、平成18年12月に改訂された環境省レッドリストでは、絶滅危惧II類とされました。このような状況の変化から、開発事業等にあたって保全措置の必要性が高まってきたところです。
 このため、専門家による検討会を開催し、「サシバの保護の進め方(案)」をとりまとめ、平成25年9月2日から9月22日までパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、今回公表するものです。
 内容は、「猛禽類保護の進め方(改訂版)」(平成24年12月・環境省) の別冊として、各種開発行為に際しての保全措置の検討のための考え方を明らかにしています。さらに、調査方法や保全措置の検討については、里山環境を利用するサシバのみならず、山地帯を含め、全国で繁殖するサシバに対応できるようとりまとめています。
(添付資料)
「サシバの保護の進め方」
 こちらの添付資料は以下の環境省報道発表資料のURLから入手できます。
  http://www.env.go.jp/press/index.php
添付資料

2013年11月28日木曜日

最後の関門、口頭試験

今週末から口頭試験が始まるようです。
SUKIYAKI塾沖縄でいごの会でも、先週末にAPECさんをお招きして口頭試験対策セミナーを開催したところなんです。

今年は、那覇会場の筆記試験合格者38名のうち、12名のかたに対して模擬口頭試験を実施しました。
皆さんの仕上がりはまちまちでしたが、今年の傾向として、「これはどう足掻いても厳しいなぁ、ヤバいなぁ」というのはありませんでした。
もちろん模擬面接時点ではほとんどのかたは合格ラインには達していないわけですが、APECさん初めとした講師陣によるさまざまな角度からの指摘事項のひとつひとつを潰していけばなんとかバッチリうまいこと行くのではないかと思います。
試験本番までの限られた期間、気を抜くことなく精一杯集中して取り組んでください。

栄光は、もう・すぐ・そこ

そして建設環境分野のひと共通に言えることがあります。
「建設環境」はあくまで建設部門のひとつの科目だということです。

①よりよい社会を築くため (←科学技術の向上と国民経済の発展~つまり技術士)
②社会資本整備を推進していくにあたり (←建設部門)
③事業による環境への負の影響を低減する技術を発揮する (←建設環境)
ことが期待されている技術者なんだと。

環境部門の技術者に求められているスタンスとはしっかりと区別したうえで試験に臨んでください。

選択科目Ⅲの成績がBだったとしても、あるいは業務詳細論文の出来がいまいちだったとしても、提出後に致命的なミスがみつかっても、口頭説明で頑張ればなんとかなると思います。
口頭試験のときに、そのミスなり出来がいまいちな点なりのマイナスポイントをしっかり把握していることさえ試験官に伝われば、そしてそれに対する改善点を準備してさえいたら大丈夫なんです、そういうものなんです。

だから心配しないでください。
もてる力を普通に披露すればいいんです。

これは試験です。裁判ではありません。
ましてやあなたは被告人ではないのですから。

これはただの試験です。
あなたの正面に座っている試験官は、あなたの筆記答案を合格レベルと認めたひとです。
そしてあなたは選ばれし民、筆記試験合格者なのです。

なにも恐れることはありません。
これまでのあなたの技術者としての歩みを説明すればいいだけです。

堂々とした姿勢で臨んでください。

吉報をお待ちしております。


2013年11月3日日曜日

筆記試験の合格発表がありました

筆記試験に合格されたみなさん、おめでとうございます!
ここまできたからには勝利の栄冠をつかみ取るべく、このまま最後まで突っ走ってください!

お祝いマカロン【DALLOYAU自由が丘店】

発表当日は朝の6時前(5時50分頃)に日本技術士会のサイトにPDFがアップされましたね。
夜中の0時過ぎにまだ発表がないことを確認して就寝、ちょうど6時前に目が覚め、枕元のiPhoneで確認したところまだ発表がなく、今年は遅いなぁともう一回リロードしたらアップされてました。

今年はSUKIYAKI塾の添削講座をやっていないし、そのほかの知り合いの番号も知らないので、口頭セミナーの需要予測もかねて沖縄の那覇試験会場(G)をチェックしていったらなんと7人も合格していました、建設環境に。例年4~5人ですからね。
それにしても環境部門の那覇会場の合格者は部門全体をみても自然環境保全に1人だけ、なんですからこれには驚きました。

今年の合格発表というか成績の通知ですが、一般部門はⅠ(択一)、Ⅱ(専門知識と応用能力)、Ⅲ(課題解決)のそれぞれの成績があって、さらに全体の結果(合否)が示されていましたね。
しかもⅡとⅢで両方がAなら文句ナシですが、わたしのまわりには、ABで合格のひともいれば、BAで不合格など、ボーダーライン上のひとがとても多いことが判明しました。
こうやって細かく評価されると、合格にしろ不合格にしろ、今後の対策がより立てやすいですね。

これから全国各地で口頭試験対策セミナーが開催されます。
ここ沖縄でもやりますので、お近くのかたはぜひ受講されてください。詳しくはこちら

また、SUKIYAKI塾に限らず職場の技術士のかたなどにも模擬面接等をお願いして、試験までには複数回の模擬面接を受けるようにしてください。
今年からは試験時間も短いですし、この面接自体の場馴れ具合が大きく響くと思いますよ。

それから、選択科目ⅢがBで合格されたかたは、再現論文を作成して、さらには資料を駆使して模範解答を作成して、技術士に添削をうけるなどのフォローをしてくださいね。
B判定となった部分に関しての質問がほぼ確実に来ると思います。
ここでA評価にふさわしい返答ができなければ不合格はまちがいないでしょう。
口頭試験まで進んでの最終的な「不合格」は、想像して余りある壮絶な辛く悔しい経験となるようです。
これは脅しではありませんですよ。

最後に残念な結果となったかたへ
来年の試験まで、もう1年もありません。
9か月ですよ、9か月というのは半年と3カ月です、1年の3/4です。
いまから取り組むのに一番いい教材が、ご自分の再現論文です。
さらに資料を駆使して模範解答を作成しましょう!
そして経歴票と小論文をもういちど見直しましょう。
特にあわてて提出したひとは、来年こそは練り上げた経歴書を提出しましょう!

2013年10月28日月曜日

国土技術研究会

発表まで残すところあと2日。
いよいよカウントダウンでしょうか。

今年から筆記試験方法が変更となり、これまでの建設一般的な内容から、建設環境専門分野に絞った設問になりました。
さらにこれまでは各自が体験論文で表現していたような実務レベルの設問も登場し、これからの試験対策はより実践的な内容が重要となってくると思います。

そういったわけで、建設環境の事業実施例はないかと暇を見ては漁っているわけですが、国交省のメルマガに丁度いい案内がありました。
こういった技術発表会に参加すると大変ためになりますので、機会があるひとはぜひ。
※あるいは他の地方都市でも類似の研究会が(時期ズレますが)開催されているはずですよ。

さらに国土技術研究会のHPを覗いたら、過去の発表論文の検索もできます。
これは大変使えるサイトですね!!!
ご自分の専門ドストライク分野もそうですが、ぜひその周辺の研究論文をひも解いてください。
視野が広がること間違いナシです。

波に乗れ!【北谷町砂辺海岸】

平成25年度 国土交通省国土技術研究会について
~プログラムの詳細が決まりました~

平成25年10月28日

国土技術研究会は、国土交通省所管の住宅・社会資本整備行政に係る技術的な課題等について、研究成果、現場での取組や新しい技術の活用に関しての発表を行い、技術力の向上と行政への反映を目的に開催するもので、今回で67回目を迎えます。
今年度の国土技術研究会のプログラムの詳細が決まりましたのでお知らせいたします。
11月7日(木)は自由課題(アカウンタビリティ部門)、指定課題、ポスターセッションを中心に課題発表(38課題)を行います。
また、7日(木)午後より、社会資本の維持管理・更新をテーマに特別講演と特別課題(パネルディスカッション)を行います。
11月8日(金)は自由課題(一般部門、イノベーション部門)、ポスターセッションを中心に課題発表(71課題)を行います。


〇国土技術研究会プログラムの詳細が決まりました。
 ・国土技術研究会HPに各発表論文を掲載しております。

建設技術研究開発助成制度成果報告会
ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞技術の紹介
 をあわせて開催致します。

国土技術研究会HP:http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/giken/index.html

※国土技術研究会の開催概要は別紙をご覧ください。

2013年10月21日月曜日

建設事業における生物多様性に関する発注者要求事例

いよいよ筆記試験の合格発表まで10日を切りました。
試験直後は「いまいち書けませんでした」なんて言ってたひとが多いのですが、皆さん、宝くじと同じでやっぱり期待しちゃいますよね。
かく言うわたしもそのひとりです。。。
今年は合格率が高いといいんですけどね(嗚呼々)。

それにしても9月の後半から台風の来襲が相次ぎ、予定がままなりませんね。
業務に忙殺されているわりには現地調査が捗らず、天気図や波浪予想図をただただ眺めるばかりの毎日です。
やるせないPC作業の合間に、業務上ネットでいろいろと検索していたら、ちょっと興味深い資料を見つけましたので、ご紹介がてら私の資料庫がわりに貼っておきます。

標題の内容は資料の8ページからになります。
・発注者の構成(国交省、農水省、内閣府、都道府県、市町村ほか)
・保全対象とされた動物(鳥類、魚類、昆虫類、水生動物、両生類、哺乳類、爬虫類、その他)、植物(草本類、水生植物、木本類、その他)
・保全対象生物種別の件数
・発注者からの生態系への配慮事項に関する受注者への要求時期と内容

巻末の資料編には事例集もありますね。
この事例集をみると、これまで添削を通して交流した全国各地の建設環境受験生のかたたちがとりあげた業務経歴や体験論文ネタに類似した事例がたくさんあって、それぞれ感慨深いです。
あらためて添削指導というのは自分の糧になっているんだなと思いました。
そのほか「生物多様性と建設業の関わり」についての講演会や干潟観察会の記録(質疑応答部分)もなかなか面白かったですよ。

来年開通!臨港道路(浦添線)【米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)北】

7)まとめ
本調査では、建設工事において発注者から様々な要求が出され、対策が実施されている現状について具体的に把握した。その結果をまとめると以下の通りである。
回答として165件の工事情報の提供があり、その発注者は中央官庁から地方公共団体および公益企業の多岐にわたり、地域的には北は北海道から南は沖縄県まで広く分布していた。また、事業分野も道路、河川、港湾等多様なものであった。
回答の8割以上の工事において、発注時あるいは受注後に発注者から具体的な対策の指示がなされており、配慮すべき対象とされた動植物は、動物では鳥類が一番多く、魚類、昆虫がそれに続き、植物では草本類が多く指定されていた。具体的な対策としては、動物では工事期間・作業時間の変更、工事排水対策、騒音・振動対策が多く実施されており、照明や光対策、設備・施工機械の配色、動物の移動等の対策も見られた。植物に対する対策では移植が多く実施されていた。
アンケート調査は過去5年間に受注した工事を対象としたが、工事の着手年度で見ると19年度が20件弱でありその後は30件台で推移していた。
一般社団法人日本建設業連合会
刊行物詳細

報告書:生物多様性と建設業界との係わり

刊行物イメージ
環境委員会 生物多様性専門部会では、計画、施工、完了後の各段階における生物多様性に配慮すべき課題を整理し、取りまとめました。
建設事業における生物多様性に係わる構造物構築時の配慮事項等を収集、分類、整理し、会員各社が担った事業においてどのような発注者の要求事項があったか、技術提案事項としてどのような対象生物種に関する保全措置を求められたか等を紹介しています。
出版物No.078
発行年月2013年02月
委員会名環境委員会  
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(別ウィンドウで開きます)報告書:生物多様性と建設業界との係わり (PDFファイル)