2024年2月8日木曜日

グリーンインフラ取組事例、技術・手法

前回からひと月以上も経過してしまいました。
令和5年度試験の口頭試験も終了し、あとは合格発表を待つばかりですが、令和6年度試験に向けて動き出しています。
わたしの添削講座のほうも中期コースがスタートして続々と申込をいただいております。これまでと大きく異なるのは「建設環境」ではない部門科目をご希望のかたが多いことです。しかもなぜだか森林部門を受験するかた(迷っているかた含む)からの添削依頼が多いんです。そんなわけで急ごしらえですが森林部門の担う社会課題を慌てて勉強しています(笑)。
これがわたしの視野を広げるとてもよい機会となっています。「教えることは教わること」とはよく言ったもので、まさにそうですね。わたしみたいに外圧がないと動かない人間は必要に迫られないと、追い立てられないと、締め切りが迫らないと、何もしないんですよね。ステップアップの貴重な機会になっていること、たいへんありがたいです。
令和6年度技術士筆記試験対策の添削講座中期コースを開講しました

先日、NbS(自然を活用した解決策~Nature-based Solutions)のイベントにオンライン参加しました。NbSというのは、グリーンインフラやEco-DRRを包括するさらに大きな概念だそうで、大学の研究者、東京都庁担当課や団体組織からの事例発表、さらには当事者同士のディスカッションもありました。NbS、今後の環境行政の主流になるのは必至ですね。
そしてこういった横文字やカタカナ文字のキーワードは選択科目Ⅱ-1で出題されやすいので要チェックです。

キーワードといえば、グリーンインフラという用語が出現してから早くもどれくらいになりますでしょうか。10年はまだ経過してませんかね。それでも我々環境分野に関わる人間のあいだではだいぶ浸透しましたよね。
こういったキーワードが新しく世の中に出てきた段階であれば、キーワードの意味や概念を把握するだけで試験対策的にはOKですが、浸透段階ではいよいよ専門技術者として応用しないと(応用できる専門知識や技術を備えていないと)試験対策的にもマズイです。
それには実際どのような取組が行われているのか、を把握することがとても重要です。技術士試験の回答論文などで取り上げるにしても、取組内容を踏まえているとリアルな課題を抽出、提示できるでしょうし、なにより論文の迫力が違ってくると思います。
それにうってつけなのが取組事例集ですよね。

ちょうどタイミングがよいことに、昨日グリーンインフラ大賞の発表がありましたので取り上げます。お時間あるときにグリーンインフラの実際の取組(しかも表彰される優秀な取組)をチェックしてみてください。

「特別優秀賞」に輝いたGREEN SPRINGS
【東京都立川市緑町みどり地区】

第4回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」が決定しました!

令和6年2月7日

 グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、第4回グリーンインフラ大賞について、
全国から応募のあった多数の取組事例の中から「国土交通大臣賞」2件、「特別優秀賞」4件、「優秀賞」4件を決定しました。





※ 各受賞事例の詳細(ポスター・紹介動画)については、下記サイトからご覧いただけます。
【グリーンインフラ官民連携プラットフォームサイト(グリーンインフラ取組事例、技術・手法の募集)
   https://gi-platform.com/join_activity/example/#practicalExample(外部リンク) 

○表彰式
  国土交通大臣賞等の一部の受賞事例に対する表彰式は、グリーンインフラ産業展2024で実施予定です。
   【日時】令和6年2月20日(火) 午前(予定)
   【場所】東京ビックサイト 西1・2ホール
 
  グリーンインフラ産業展2024の詳細については、下記サイトをご確認ください。
  【グリーンインフラ産業展2024 特設サイト】(外部リンク)
    https://biz.nikkan.co.jp/eve/green-infra/

○取材方法
  表彰式を含め、グリーンインフラ産業展2024開催期間中(令和6年2月20~22日)は、現地での取材が可能となっております。
  報道関係者で取材を希望される方は、下記URLより申込みをお願いいたします。
  【グリーンインフラ産業展2024 取材申込みフォーム】(外部リンク)
    https://biz.nikkan.co.jp/form/eve/spring/press/
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2024年1月4日木曜日

令和6年度技術士筆記試験対策の添削講座中期コースを開講しました

今週末から令和5年度技術士第二次試験の口頭試験が再開されますね。試験を控えているかた、頑張ってください!

わたしの講師としての活動は、平成22年度試験に合格した翌年からSUKIYAKI塾の添削講座に参加するかたちでスタートしました。
SUKIYAKI塾のほか、身近な知り合いを含めると、令和4年度筆記試験までの12年間でのべ300名ほどのかたたちに指導アドバイスしたことになります。そしてその一助となったかどうか、この12年間で99名のかたが合格されました。そして平成27年度からは総監の指導アドバイスも開始したところこれまで24名ものかたから吉報をいただくことができました。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうこと嬉しいですね、講師冥利につきます。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうこと嬉しいですね、講師冥利に尽きます。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度以降、多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。
令和4年度合格発表後に頂いたメッセージを抜粋します。

【建設環境】
●すごろくさま
面接練習では、大変お世話になりました。
技術士、おかげさまで合格することができました。
コンピテンシーで求められるポイントをわかりやすく教えていただき、本番の回答に活かすことができました。
心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

●すごろく様
お陰様で無事に合格することができましたので、結果の報告と口頭試験の再現メモを送付します。誠にありがとうございました!

●すごろくさま
試験結果について、丁寧にご指導いただいたおかげで、無事「合格」いたしましたのでご報告させていただきます。ご報告が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
誠にありがとうございました。

【施工計画、施工設備及び積算】
●すごろく様
技術士2次試験の結果を報告します。合格でした。
口頭試験対策では大変お世話になりました。いまはただただほっとしています。口頭試験直前に心臓が破裂しそうになった記憶がよみがえります。良い報告をすることができて本当に良かったです。ありがとうございました。

【水産土木】
●すごろく様
私の受験番号が、ありました。
水産土木、3度目の挑戦で、やっと合格しました。
正直なところ、試験前日に、論文の復習をして、キーワードの定着が良くなかったため、受験を締めようと、一度は考えました。しかし、翌日、気を取り直して、試験会場へ行きました。あきらめなくて良かったです。
今回の合格は、すごろく様から、ロジックの綻びをご指導頂いたため、試験会場では、問題文から、添削指導を受けた骨子に整理し、答案を埋めることができたことによるものと、考えています。
すごろく様、ご指導頂きましたことに、大変感謝します。
どうも、ありがとうございました。

【環境測定】
●ご報告が遅くなりましたが、無事に技術士二次試験に合格することができました。
口頭試験に際しアドバイスいただき、ありがとうございました。

【自然環境保全】
●すごろく様
ご報告遅くなりましたが、口頭試験に無事通過し、無事に合格することができました。
御礼申し上げます。

【総監】
●すごろく様
令和4年度技術士第二次試験合格発表を今確認しました。
結果、「合格」でした。
今思えば、自分自身どうしたらよいかもわからずに模擬面接を申し込みました。
面接を通じたご指導がなければ、絶対に合格はなかったと思っています。
これからもおごらず研鑽を継続し、後進の育成にも携わっていければと考えています。
本当にありがとうございました。

●すごろくさま
総監合格しました。ありがとうございました。
口頭試験の対策時は、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。

●すごろく様
おはようございます。●●です。
総合技術監理部門、合格しておりました。
ご指導ありがとうございました。

●すごろく様
お世話になります。
令和4年度の口頭試験に合格したことを報告させていただきます。
ご指導をいただきましてありがとうございました。

●すごろくさま
お世話になっております。●●です。
先日技術士二次試験合格発表がありまして、無事合格いたしましたので、お礼のメールを差し上げます。ありがとうございました。

などの嬉しい報告をたくさんいただきました。
令和6年度試験に向けて、これから1年かけてじっくり取り組みたいかたの力になれるよう、これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。

そのほか令和5年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価も行っています。
試験答案について第3者の視点からの評価を欲しているかたはぜひどうぞ。
いまいち書けなかったと自信のないかたには、(合格レベルに足りないのであれば)どこが足りないかのアドバイスも行いますので、勇気を出して連絡を頂けたら嬉しいです。


●建設部門建設環境・環境部門自然環境保全・水産部門水産資源及び水域環境
技術士受験指導の経験は早いもので12年、そして建設環境分野、自然環境保全分野、水産水域環境分野の技術者としての業務経験は27年になりました。これまで主に沖縄県内での環境調査、環境影響評価、自主アセス(ミニアセス)に携わっております。
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした。
また、他の科目についてもご希望であればお引き受けします。ただし専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外の科目については、建設部門の都市及び地方計画、道路、河川、砂防及び海岸・海洋の環境寄りのかた、環境部門の環境保全計画、環境影響評価、水産部門の水産土木のかたを指導いたしました。
また、建設部門の鋼構造及びコンクリート、施工計画・施工設備及び積算、環境部門環境測定のかたに対しては必須科目(部門共通の問題)を中心に指導いたしました。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境や水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外では、電気電子-電気設備、土質及び基礎、鋼構造及びコンクリート、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、港湾及び空港、道路、施工計画・施工設備及び積算、上水道及び工業用水道、下水道、農業-農業農村工学、経営工学-サービスマネジメント、環境-環境保全計画のかたを指導いたしました。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を法律等の改正に伴い書き換えています。ただしH29年時点までのものです。それにしてもだいぶ年月が経過しちゃいましたね。。。
※択一対策は、繰り返し過去問を解くことの他に、総合技術監理部門 キーワード集2024を用いてご自分でキーワードの解説集を作成するのが合格への近道です。

下記の2つのコースがあります。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

★お申込みはこちらからお願いします

①令和5年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。総監以外は必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
返信回数:各問題に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
※令和5年度試験の答案用紙を模したワードファイルを差し上げます
料金:3,000円

【令和6年度試験対策】
②出願書類作成
期間:受付完了時から令和6年度試験の受験申込期限日の7日前(令和6年4月8日)まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と実務経験証明書(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。受験する部門科目に合致しているかの確認と令和3~4年度の口頭試験における実際の試問内容を踏まえた記述内容となるよう指導いたします。
令和6年度の様式が正式発表されるまでは令和5年度様式で添削指導を行い、令和6年度様式が発表され次第、あらためて添削指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

③筆記試験論文添削 中期コース
期間:令和6年1月から受付を開始します。受付完了時から令和6年度筆記試験日の7日前(総監は令和6年7月7日、その他部門は7月8日)まで論文を受け付けます。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:25,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません
●添削指導の対象である受験申込書や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが、建設-建設環境、水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●PDFの領収書は発行できますが、受講代金の10%を上乗せした代金を頂戴します
●なおインボイス発行事業者への登録は行っておりませんので適格請求書の発行はできません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。

フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。
※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします

2024年1月2日火曜日

本年もどうぞよろしくお願いします

令和6年、2024年になりました。
新年早々、能登半島では震度7の大地震と津波被害が発生してしまいました。
知り合いもいるので気が気ではなかったですが、とりあえずは安否確認ができホッとしているところです。
しかし夜が明けると被害状況が明らかになり、なんとも言葉がありません。胸が痛みます。
10年以上前になりますが、能登半島沿岸や七尾湾で複数年に渡って潜水調査をしたことがあるので、報道で取り上げられるそこここが見覚えのあるところばかりです。
いますぐには何もできませんが、なんとか力になりたいと思っています。

わたしの個人活動として取り組んでいる技術士受験対策講座ですが、明日3日から再開する技術士口頭試験対策講座のほうは1月の試験本番を控えている数名のかたを残すのみとなりました。今年度の総監は昨年までとはじゃっかん問い方に変化があるような印象です。しっかり対応できるよう指導したいと思っています。
そして添削講座の中期コースですが、こちらは取引銀行の都合により1/5(金)から受付開始となります。例年は年末の最終週から受付開始して、添削やりとりを年末年始から始めるというかたも何名かいらっしゃったのですが、大変申し訳ありません。今しばらくお待ちください。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

中尊寺白山神社
【岩手県西磐井郡平泉町】

2023年12月25日月曜日

中期コースは年明け1月5日からの受付となります

去った日曜日(12/24)で年内の口頭試験が終わりましたね。
続きは年明け6日から再開となります。わたしの受講生、特に総監のかたたちは年明けに試験を控えているひとが複数おられます。気が抜けませんね。年末年始期間を大事にお過ごしください。

そして来年の試験に向けて早くも頑張っているひともおられます。まずは今年の敗因を冷静に分析し、弱点を克服することが合格するいちばんの近道です。いまのうちに地道に取り組んでおきましょう。

しかしたいへん申し訳ないことに、例年、年末から受付開始している添削講座の中期コースですが、取引銀行のシステムメンテナンスのため入金確認ができないことから、今年度は年明け1月5日から受付することになりました。
年末年始からスタートしたいと考えていたかた、悪しからず願います。

とはいえ、やれることはやり始めてください。たとえば添削希望の論文を書き溜めるだとか、ブラッシュアップするだとか、白書など行政資料をチェックするだとか、受験申込書の実務経験証明書を作りこむ(ための業務棚卸など)とかです。
来年の試験とはいいますが、最大の関門である筆記試験、総監は7月14日、その他部門は翌15日ですので、試験本番まで残すところあと半年とちょっとになりました。
この年末年始で令和5年をリセットして、令和6年度試験に向けて''後半''の追い込み、一緒にがんばりましょう!

【北海道函館市】

2023年12月14日木曜日

総監キーワード集2024、そして令和6年度のスケジュール

久しぶりの更新となりました。
模擬面接を例年以上に受け付けていてそれの対応に集中しているとともに(口頭試験日程の初日から総監の試験も始まっています!)、今週は離島に出張しておりました。しかもネット環境のないエリアに。。。。
そんなこんなしている間に令和6年度のスケジュールも発表されましたね。

そして文科省HPでは、最新版の総監キーワード集が公開されていました。

まだしっかり目を通していませんが、2023年版から変更した箇所は少ないようですね。
とはいえそれなりに変わっていますから(特に社会情勢や動向、科学技術の発展による変化が大きい情報管理や社会環境管理のところで変更が多いようです)、新たに追加されたキーワードについてはしっかりチェックしておいてください。どこが変わったのかを探すのも楽しみですよね。そしてそれが勉強にもなります。そもそも変更されたところが試験に出やすいというのもあります。

2023年版で資料を作成していたひとも、今回改訂された最新の2024年版にあわせた資料に更新する際には、自動変換や他人が作成した資料をコピーするのではなく、自ら手を動かし、頭で考えながら地道にコツコツと作業に取り組むことが、総監理解への、そして合格への実はいちばんの近道だと思います。
大変だとは思いますが、これを大変と感じず楽しみながら取り組めると自然にどんどん頭に入っていくんだと思います。なんだかんだ言っても、択一のデキが合否を大きく左右しますからね。
ぜひ楽しみながら頑張って下さい!

わたしの個人事業として2次試験対策講座を開講しています。
口頭試験対策については筆記試験に合格した講座の受講生向けに行ってきましたが、一般部門がほぼ終わり、比較的時間に余裕ができたので総監部門向けに講座の受講生以外のかたでもご希望あればお受けしようと思います。
内容はZOOMによるオンライン模擬面接とその後の講評を合わせて40分程度、これを日を替えて2回行うもので、料金は1万円です。
模擬面接の日時は互いの都合をすり合わせて決定します。
ZOOMの模擬面接をレコーディングしますのでそのファイルをお渡しします。
また、わたしのH26年度総監口頭試験の再現記録も差し上げます。

そして次年度試験に向けた講座も開講しています。
令和6年4月15日(月)までに提出する必要がある受験申込書、この書類作成を指導するのが「②出願書類作成コース」です。
そしてご好評いただいている「③筆記試験論文添削」も引き続き募集しています。よかったらチェックしてください。年明けからは受講料が下がる「中期コース」の募集を始めます。よかったらチェックしてください。

尚円王
【伊是名島】

総合技術監理部門の技術体系(キーワード)について
令和5年12月
文部科学省

技術士制度における総合技術監理部門の概念及び技術体系を示すため、キーワード集を取りまとめましたので公表いたします。

※2023年度版のキーワード集の一部を改訂し、2024年度版のキーワード集を掲載いたしました。

【本キーワード集の留意点】

  • それぞれの管理分野のキーワードは各管理分野の基本となるキーワードを整理したものであり、すべての関連キーワードを網羅しているわけではない。
    (総合技術監理部門の概念及び技術体系を示すものであり、試験範囲を示すものではない。)

  • 各キーワードの示す概念や内容については、利用者自ら参考書・専門書・資料などを通じて調べ把握することを前提としている。

  • 法律等の名称は、いわゆる通称を用いた。

  • 本キーワード集の内容は、令和5年12月時点での情報である。(今後、技術や社会の進展に対応するため、適宜改訂の予定。)

2023年10月31日火曜日

技術士筆記試験 合格発表! オンライン模擬面接のご案内

本日6時頃、文科省HP、日本技術士会のHPで技術士第二次試験 筆記試験の合格発表があったようです。
とにもかくにも合格した皆さん、誠におめでとうございます!

わたしのところにも朝から次々と合格の知らせが届いております(^^)/
今年は総監の合格(の連絡)が多い印象です。特にこれまで何年も諦めずに頑張ってこられたかたの合格は嬉しさひとしおですね。安堵感がハンパないです。
合格者の受験番号からピックアップすると、建設環境は91名(昨年度は89名、一昨年は102名)、総監の建設-建設環境は15名(昨年度は15名、一昨年は8名)です。
沖縄会場の環境関係では建設環境7名、自然環境保全1名が合格しています。おそらく知り合いだと思うのですが誰なのでしょうか。
そして環境部門の自然環境保全は15名、水産部門の水産資源及び水域環境は2名でした。
筆記試験に合格した皆さん、技術士まであと一息です。せっかくつかんだチャンスですから、いよいよ120%フルスロットルで頑張ってください!

コロナも明けた雰囲気になっちゃってて、全国各地からそして海外からも観光客が沖縄に押し寄せています。昨年と同じ注意ではありますが、まだまだ決してコロナが消えてなくなったわけではありません。口頭試験受験にあたっては、新型コロナウィルスに感染しないようにあらためて今まで以上に注意してくださいね!今年の場合は発熱くらいでは受験できるかもしれませんが、実力を発揮することが難しくなるでしょうから。
技術士会HPに新型コロナウイルス感染症対策なども含めた口頭試験受験に当たっての注意事項が掲載されています。しかしそれにしても今回は感染や発症くらいでは受験するには受験できそうですね(できないとは書いていない)。

●建設環境や自然環境保全はこれまで合格発表後のひと月後から2週間程度に集中して行われることが多かったです。今年度の口頭試験は12月1日(金)からスタートするんですかね?って上記のリンクをチェックしたらちゃんと書いてありました。12月2日(土)~12月24日(日)及び1月6日(土)~1月14日(日)とのことです。ということで、建設環境と自然環境保全はおそらく12月中に行われるんじゃないかと思います。
12月というとまだ先のような錯覚を起こしてしまいそうですが、実質ひと月です。ひと月というのは時間があるようであっという間に試験日を迎えますのでご自身の業務経歴の整理、特に「技術士コンピテンシー」の項目に合わせた整理をしてください。加えて技術士としての倫理面や継続研さんについても具体的に訊かれますのでこれも整理してください。
口頭試験についてはSUKIYAKI塾HPも参考にしてみてください。
とにもかくにも、令和元年度から口頭試験の質問内容が大きく変わりました。平成時代の試験内容にとらわれず、最新の、それもできたら昨年度試験の情報を入手するよう努めてください。

●総監は一昨年からは12月でも科目によっては試験がありました。1月からのひとが大半かもしれませんが、12月中旬頃から始まるという覚悟で準備をスタートさせてください。
慌てる必要はないので、試験までの期間、じっくりとご自分の業務や職場での役割を総監の目線で整理してください。
総監については技術士コンピテンシーに引っ張られていないのでこれまでどおりの対策でOKです。ご自分の業務経歴を5つの管理で整理のうえ、管理間のトレードオフをわかりやすくアピールできるようにこれまた整理してください。

●筆記試験に合格したかたを対象に、オンラインで模擬面接指導を行います。
ZOOMを用いて技術士2次試験口頭試験の模擬面接とその後の講評を合わせて40分程度を、日を替えて2回行うものです。
わたしの口頭試験の再現記録(総監のかたには総監の、一般部門のかたにはR2年度に受験した環境部門の再現記録)と令和以降の口頭試験を受験したかたから提供いただいた再現記録の質問部分を抽出した質問集を提供いたします。
模擬面接をご希望のかたは応募フォームよりお申込みください。

●記述論文の添削講座を開設しています。
再現論文に対するコメント評価(3,000円)では、筆記試験に合格したかたでも選択科目ⅡまたはⅢがB評価(あるいはC評価)だった場合、評価を下げているポイントについても指摘できると思います。令和元年度からは選択科目Ⅲだけでなく、選択科目Ⅱについての質問を受けた受験生もいたそうです。令和からの口頭試験ではほとんど筆記試験論文の回答内容については訊かれることは少なくなったようですが、それでも訊かれるひとは訊かれています。対策を万全にするために、あるいは不安を少しでも取り除くためにもぜひどうぞ。

●全国各地で口頭試験対策講座(模擬面接)が開催されると思います。リアル開催のところもあればWEBによるオンラインでの面接などもあります。いずれにしろ最低でも1回、できれば複数回にわたって模擬面接を受けるようにしてください。

★SUKIYAKI塾沖縄でいごの会ではAPECさんをお迎えして口頭試験対策セミナーをリアルで開催します。11月26日(日)です。
複数の技術士による模擬面接も行いますので、沖縄県在住のかたは奮ってご参加ください。

とにもかくにも今日は喜びを遠慮することなく爆発させてください!そして明日から準備に取り掛かってください。
応援します!

十月にも桜が咲くんですね
ジュウガツザクラ
【東京都府中市】

残念な結果となってしまったかたへ
いろいろなことを犠牲にして試験勉強を頑張ってきたひとは本当にツライ結果だと思います。
今日のこの結果が最終結果ではもちろんありません。
この試験は諦めなければ合格できます。合格するまで諦めてしまわないよう自分で自分を奮い立たせて再挑戦してください。
落ち着いたらまずは敗因の分析をしっかりと行って、ご自分の弱点を冷静に把握してください。
あとはそれを修正するだけですから。ここで来年の試験で差がつくはずです。早めのスタートが肝心だと思います。
諦めないひとを応援します。

記述論文の添削講座を開設しています。
令和6年度の試験に向けてたくさん添削を受けながら論文を練り上げたいかたは連絡ください。
また、再現論文に対するコメント評価(3,000円)では、不合格要因、総監の場合は択一で6割に達しなかったかたの記述論文のザックリした成績を推定することもできます(なお、合否に関わらず実際の点数を知るには―今年度試験日程が終了してからになりますが―日本技術士会に情報開示の申請をしたら後日開示されますよ)。

2023年10月4日水曜日

第六次環境基本計画に向けた中間取りまとめ

前回の投稿からひとつきも経ってしまいました。そこまで忙しいわけではなかったのですが、取り上げたいというネタもなく、時間だけが過ぎてしまいました。

いよいよですね、筆記試験の合格発表。今月末、10月31日(火)になるんでしょうか。
多くのひとの論文添削などをしていますので、受験していないわたしも発表当日に向けて徐々に気分が高揚してきています。うー。

今回は環境基本計画です。現在のものは平成30年に閣議決定された第5次環境基本計画ですよね。5~6年毎にリニューアルされていますが、早いものでもうすぐ更新時期なんですね。令和の環境基本計画、どんなものになるんでしょうか。その第6次環境基本計画に向けた中間取りまとめが発表されたので取り上げました。ちょっとみるとやはり2030年ですね。それも「勝負の 2030 年」としています。何を勝負すべきなのかは中間とりまとめのなかをチェックしてみてください。
実際に筆記試験問題に反映されるのは正式に第6次が出た後になるわけですが。

銘苅家住宅(国指定重要文化財)
【伊是名島】

報道発表資料

2023年10月03日 
  • 総合政策

第六次環境基本計画策定に向けた中間取りまとめの公表及び意見の募集について

 中央環境審議会総合政策部会は、第六次環境基本計画策定に関して中間取りまとめを行いましたので、これを公表いたします。また今後の答申案の作成に向けた審議の参考とするため、令和5年10月3日(火)から同年11月2日(木)まで、中間取りまとめについて広く国民の皆様の御意見を募集いたします。

1.経緯

 本年5月29日、環境大臣から中央環境審議会に対して環境基本計画見直しについて諮問がなされ、同審議会総合政策部会において現在審議がなされているところです。この度、同部会において、これまでの審議を踏まえ、第六次環境基本計画に記述すべき具体的な内容の検討にあたっての方向性を示すものとして、中間取りまとめを行い、公表することといたしました。
 また、「第六次環境基本計画に向けた中間取りまとめ」について、今後の答申案の作成に向けた審議の参考とするために、広く国民の皆様の御意見を募集することとしたものです。なお、本意見募集は行政手続法に基づくものではない任意の意見募集です。

2.意見募集期間

 令和5年10月3日(火)から令和5年11月2日(木)まで
  (郵送の場合は、同日必着)

3.意見提出先・提出方法

以下のいずれかの方法で送付して下さい。
(1)電子政府の総合窓口「e-Gov」
   URL:https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public
         (案件を選択の上、「意見提出フォームへ」へ進んでください。)

(2)郵送
   提出にあたっては、下記の意見提出様式により、氏名、住所、連絡先電話番号・電子メールアドレス、御意見の該当箇所、御意見を記入の上、下記の住所宛にお送り下さい。
   ○〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
   中央環境審議会総合政策部会事務局(環境省大臣官房総合政策課)

(3)電子メール(意見提出様式を添付してお送り下さい。)
   提出にあたっては、下記の意見提出様式に沿って、氏名、住所、連絡先電話番号・電子メールアドレス、御意見の該当箇所、御意見を記入の上、下記のメールアドレス宛にお送りください。
   ○sousei-keikakukan@env.go.jp
   (電子メールの件名を「第六次環境基本計画に向けた中間取りまとめに関する意見」としてください。)

4.資料の入手方法

第六次環境基本計画に向けた中間とりまとめ」は、以下において入手可能です。
(1)環境省ホームページの報道発表資料欄(https://www.env.go.jp/press/index.html)を参照

(2)事務局窓口(上記4の提出先)において配布 
   ※ これまでの部会における審議については、環境省ホームページに掲載されておりますので併せて御覧ください。
   (https://www.env.go.jp/council/02policy/yoshi02.html

5.注意事項

(1)御意見は、日本語で御提出ください。 

(2)電話での意見提出はお受けいたしかねますので、あらかじめ御了承ください。 

(3)御意見に対する個別の回答はいたしかねますので御了承願います。 

(4)いただいた御意見については、意見提出者名、住所、電話番号及び電子メールアドレスを除き、公開される可能性のあることを御承知おきください。 

(5)御意見に付記された氏名、住所、電話番号等の個人情報につきましては、適正な管理を行うとともに、他の用途には使用いたしません。

(6)締切日までに到着しなかったもの及び下記に該当する内容については無効とします。・個人や特定の団体を誹謗中傷するような内容
 ・個人や特定の団体の財産及びプライバシーを侵害する内容
 ・個人や特定の団体の著作権を侵害する内容
 ・法律に反する意見、公序良俗に反する行為及び犯罪的な行為に結びつく内容
 ・営業活動等営利を目的とした内容 等