2023年4月1日土曜日

持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き

4月になりました。皆さん、どのようなスタート切りましたか。
ちょうど3月31日が金曜日だったこともあって、異動や転職、定年退職などにともなって送別会を開催したところも多かったかもしれません。まだアルコールが残っているなんてひともいるかもしれませんね。
受験スケジュールとしてはまずは4月17日に受験申込書受付締め切りがありますのでそれまでに出願書類を仕上げてください。来週3日から受付が始まります。完成させているひとはとっとと提出を済ませ、7月の筆記試験に向かってスタートしてください。まだ完成していないひとは急ぎながらも慌てずにしっかりした内容に仕上げてください。口頭試験で残念なことにならないために。

令和4年度の最終日ということもあって、昨日は環境省から怒涛のリリースラッシュでした。とはいえいちどに全部は取り上げられないので、今回はまず筆頭のEco-DRRの手引きをご紹介します。※生物多様性国家戦略2023-2030も閣議決定されましたがこれは先日ご紹介したのでリンク張るのみで詳細は割愛します。

Eco-DRRの手引き、ハッキリ言って、環境部門、特に自然環境保全ではこんどの筆記試験で出題されますよ。選択科目Ⅱ‐2で出題されたらこの手引きを踏まえているかどうかで大きく評価が変わります。特に「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」について言及するかしないかが分かれ道になりそうです。

生態系を活用した防災減災は、言葉を変えればグリーンインフラですから、建設環境のひともとても参考になる内容なので必読でお願いします。昨年度受験したかたは記憶に新しいと思いますが出題されたばっかりでしたね。
Ⅱ‐1‐3 生態系を活用した防災・減災(Ecosystem based Disaster Risk Reduction:Eco-DRR)の考え方について説明せよ。そのうえで,導入が可能と考えられるケースを1つ取り上げ,その概要について説明し,導入に当たり留意すべき事項を2つ挙げ説明せよ。

Ⅱ‐2で出題されたらこの手引きですよ。
なんといっても「Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されます」とありますから。

【北海道札幌市】

2023年03月31日
  • 自然環境

「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」の公表について

環境省では、近年の自然災害の激化等を踏まえ、生態系が持つ多面的機能を防災・減災に活用する考え方であるEco-DRR(Ecosystem-based Disaster Risk Reduction)について、現場での実装を支援するために、「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を作成しました。本手引きの普及等を通じて、自然災害に対するレジリエントな地域づくりと生物多様性の保全の両立に貢献してまいります。

■  経緯 

 生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR: Ecosystem-based Disaster Risk Reduction)は、生態系の保全・再生を通じて防災・減災や生物多様性を含めた地域の課題を複合的に解決しようとする考え方です。Eco-DRRは防災・減災や生物多様性の保全に寄与するだけではなく、地域に自然と触れ合う場を提供するといった社会的な効果や、エコツーリズムの実施等による経済的な効果など、幅広い社会・経済効果が期待できます。
 Eco-DRRの推進は、「第五次環境基本計画」(平成30年4月)や「生物多様性国家戦略2023-2030」(令和5年3月31日閣議決定)をはじめ、各種計画に位置づけられています。
 環境省では、Eco-DRRの地域実装に向けた取組を推進するため、「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を作成しました。

■  「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」の主な内容 

 本手引きは、Eco-DRRを推進するにあたって、そのポテンシャルがあると考えられる場所を可視化する「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成方法や活用方法を示したものです。生態系の保全・再生を図ることによって、生物多様性の保全だけではなく、防災・減災にも寄与すると考えられる具体的な場所を可視化することで、Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されます。

■  「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成に必要な全国規模の基礎情報の公開 

 「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」は、既存の土地利用や生態系の分布に関する情報をGIS(地理情報システム)を用いた地理空間情報の重ね合わせによって作成することを想定しています。今般、湿地環境を主たる対象とした生態系保全・再生ポテンシャルマップの作成に必要な基礎情報として、以下①~⑤の指標による全国規模の評価結果をベースマップとして公表しました。
 「環境アセスメントデータベースEADAS(イーダス)」では地図上で表示したデータを、また、環境省自然環境局生物多様性センターのウェブサイトでは、GISデータとしてダウンロード可能なデータを掲載しています。
○ 環境省 環境アセスメントデータベース EADAS(イーダス)https://www2.env.go.jp/eiadb/ebidbs
○ 環境省自然環境局生物多様性センターHPhttps://www.biodic.go.jp/Eco-DRR/index.html

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