前回で終わったかにみえた「問題文読解力」対策ネタ、ことのほか好評なのでもう1回やります。
筆記試験合格のためには問題文を読み間違えないことはもちろんですが、もうひとつ付け加えるならば、問題を読み違えていないことを試験官にアピールするのも得策です。
本日の投稿は、問題文読解力シリーズ最終回、アピール編です。
若狭湾の静かな朝【福井県小浜市阿納】
要求事項に確実に応えるテクニック ~そのまま素直に見出しに使う~
問題文には社会的背景や前提条件などのあとに、答案用紙に記述すべきことが示されます。
この問題文で記述することが求められていることを過不足なく着実に回答するためには、記述することが要求されている事項ひとつひとつアンダーラインを引き、これをそのまま見出しタイトルとするのがいちばんイイです。
こうすることで回答モレを防げますし、問題文を読み違えていないことをアピールできるわけです。
なにより試験官にとってもこの回答すべき項目がそのまま見出しタイトルになっていると採点しやすいんじゃないでしょうか。
ほとんど採点ポイントのチェックリストみたいなものです。
大げさに考えると、文章をちゃんと読まなくても見出しタイトルと中身の字ヅラだけで採点できる(と思います)ので試験官にとっても好都合なのです(しかも高評価)。
さらに、問題文の要求事項部分をほぼそのままオウム返しのように文章ごと挿入しちゃうこともアリだと思います。
例えば、問題文に「現行制度の課題を2つ挙げよ」というのがあった場合、答案記述の際には、
1.現行制度の課題
以下に、現行制度の課題を2つ挙げる。
1.1ホニャララ
なんてやっちゃってもいいと思います。
試験官が投げかける質問(問題文)に対して受験生が返答する(回答論文)わけですから、つまり日常の会話と同じキャッチボール的な要素があるわけです。
いつもの会話でも、相手が言ったことをそのまま繰り返して会話を引き継いでいくことをよくやりますが、あれと同じです。
そのほうがテンポよく、流れよく、スラスラと記述(あるいは採点のために読み進めることが)できると思います。
.....と、ここまで書いてて最後にこんなこと書くのはアレなんですが、もちろんケースバイケースでそのまま見出しタイトルとしないほうがいい場合、あるいは別のタイトルとしたほうが書きやすい場合があると思います。
上記のことは「絶対にそうすべし」というものではありません。
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