最後に投稿しますのは「応用能力」についてです。
分野ごとに踏まえておくべき法律、マニュアル、指針、書籍などに記載されていることはあくまで「基礎」です。
試験ではさらに「応用能力」を備えていることをアピールしないと合格できません。
わたしがこれまで指導・アドバイスしてきたなかで感じることは、論理的考察力を備えているのになかなか合格できないひとの場合、その原因は「応用能力」のアピールが弱いんじゃないかということです。
金箔蔵のなか【金沢市東茶屋街】
応用能力をアピールするためのテクニック
~解決策は留意点を必ず添えて~
解決策のネタも行政資料等からのネタで書くことになると思いますが、その方策を資料に書かれているとおりにただ挙げるだけではアピール度が弱いです。書いてある解決策があなたのオリジナルのアイデアではないことくらい試験官は知っています。
試験官が合否判定の際に確認したいことは、論文に書いてあるその方策がいくら正しい方策だとしても、あなたがその方策を理解したうえで解決策として提案しているか?です。
これを証明するには、その解決策が有効となる条件(あるいは効果が薄くなる条件)を書くべきです。
つまり「留意点」です。
留意点を書くことで、その技術が使いこなせる応用能力のある技術者だと認識してもらえると私は考えます。
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