2015年5月1日金曜日

種の保存法、一部改正

本日より施行開始されました。
これまた環境部門のひとは要チェックです。建設環境のひとはそんなに気にしないでもイイですが、沖縄の技術者にとっては国内希少野生動植物種にクロイワトカゲモドキ類がどどーっとリスト入りしたのがニュースでした。

ペットショップでは外国産のものがふつうに販売されていますね。ケースを覗くと昼間の明るいときは目を閉じていてその寝姿が本当に可愛いです。子どもが昼寝している姿をつい思い出してしまいます。
沖縄では蒸し暑い夜なんかに沢沿いをハブに注意しながら恐るゞトレッキングするとたいてい出会えます。活動しているときは腕っぷしをつっぱっていてなかなかカッコイイです。
だからといって捕まえてはいけません(もともと沖縄県の天然記念物に指定されていますが)。

クロイワトカゲモドキ【沖縄県東村】

(お知らせ)「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」の閣議決定について

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」が本日閣議決定されました。
本政令は、国内希少野生動植物種*1にクロイワトカゲモドキ等の41種の追加等を行うものです。
あわせて、本年3月23日(月)~4月2日(木)の間に実施した本政令案に関する意見募集(パブリックコメント)について、その結果を取りまとめましたので、お知らせいたします。
*1)国内希少野生動植物種:我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種であって、政令で定めるものです。捕獲・採取、譲渡し等が原則禁止となります。これまでヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ等89種の動植物を指定しており、今回の指定で130種となります。
本政令の概要
1.内容
(1)以下の種を国内希少野生動植物として追加します(施行令第1条第1項及び別表第1の表2関係)。なお、6)オガサワラナガタマムシから41)リュウキュウキジノオまでについては、卵及び種子は捕獲等の規制対象としません(他種の卵及び種子と見分けが困難であるため)。
1)クロイワトカゲモドキ
2 )マダラトカゲモドキ
3 )オビトカゲモドキ
4 )イヘヤトカゲモドキ
5 )クメトカゲモドキ
6 )オガサワラナガタマムシ
7 )シラフオガサワラナガタマムシ
8 )オガサワラムツボシタマムシ父島列島亜種
9 )オガサワラムツボシタマムシ母島亜種
10)ツヤヒメマルタマムシ
11)ツマベニタマムシ父島・母島列島亜種
12)オガサワラトビイロカミキリ
13)オガサワラトラカミキリ
14)オガサワラキイロトラカミキリ
15)オガサワラモモブトコバネカミキリ
16)フタモンアメイロカミキリ父島列島亜種
17)オガサワライカリモントラカミキリ
18)クスイキボシハナノミ
19)キムネキボシハナノミ
20)オガサワラキボシハナノミ
21)オガサワラモンハナノミ
22)アニジマカタマイマイ
23)コガネカタマイマイ
24)チチジマカタマイマイ
25)ヒシカタマイマイ
26)ヒメカタマイマイ
27)フタオビカタマイマイ
28)アナカタマイマイ
29)オトメカタマイマイ
30)カタマイマイ
31)アケボノカタマイマイ
32)ヌノメカタマイマイ
33)キノボリカタマイマイ
34)コハクアナカタマイマイ
35)ミスジカタマイマイ
36)ナガミカズラ
37)ヒメヨウラクヒバ
38)タカオオオスズムシラン
39)イリオモテトンボソウ
40)ミソボシラン
41)リュウキュウキジノオ
(参考)上記の政令改正にあわせて、最新の学問的知見等に基づき、以下のとおり表記を見直します。
1)へび科の表記
「へび科」→「なみへび科」
2)さんしょううお目の表記
「さんしょううお目」→「有尾目」
3)はんみょう科の表記
「はんみょう科」→「おさむし科」
4)アキリウス・キシイ(ヤシャゲンゴロウ)の学名
「アキリウス・キシイ」→「アキリウス・キスィイ」
5)シジミア・モオレイ(ゴイシツバメシジミ)の学名
「シジミア・モオレイ」→「スィジミア・モオレイ」
2.施行期日
 平成27年5月1日
パブリックコメントの実施結果
1.意見提出期間
  平成27年3月23日(月)~4月2日(木)
2.意見募集結果
  意見提出件数 9通

添付資料

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