2018年6月24日日曜日

A評価論文を書くために~問われたことについて素直に解答する

前回の投稿で「すっかり試験のことは脇に置いているといったことはありませんでしょうか」と書いたとたん、そんなことないよとでもいうように添削依頼がどっと舞い込みました。嬉しい悲鳴です。皆さん頑張っておられるようでなによりです。

先月に予想分野をあれこれ取り上げた記事を連投しましたが、今回からは出題分野予想ではなく、技術士論文、合格論文のための基本的事項を再確認したいと思います。
何年か前も書いているのでそれも参考にしてください(平成25年度以前の試験に対応したものですが)。
筆記試験突破のカギ

第1回は、受講生にも口酸っぱく指摘している『問われたことについて素直に解答する』です。

【宮古島市 東平安名崎】

問題文というのは、試験官からの質問です。質問に答えることが受験生に課せられているわけです。
答案に記述した内容がどんなに科学技術的に高度なレベルのものであっても問題文で問われていること、つまり試験官が解答してほしいと考えている内容と違う内容を書いてしまっては評価は下がります。
「自分に知識があることを試験官にわかってほしい」という思いが強いひとにこの傾向があるように感じます。
けっして勉強して得た知識を吐き出す場ではありません。
「お尋ねのことについて、わたしはこういうふうにしたらよいと考えます」とあくまで訊かれたことに対して冷静に素直に答えてください。
技術的なことを盛り込んでいないとどうしても自信がもてなくて不安になってしまうひともあるようですが、まず優先すべきは訊かれたことに素直に答えることです。そのなかで勉強して得た知識を披露するようにしてください。

添削指導を受けているひとは他者から気づきを与えてもらえるのでそれほど心配はしていませんが、独学でがんばっているひとはこの点を意識してご自分の解答論文を再度見直してみてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿