2024年7月19日金曜日

建設環境 選択科目Ⅲ 生態系の健全性の回復と防災減災に寄与するグリーンインフラ

どんどんいきましょう。「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1が生態系の健全性の回復、Ⅲ-2防災減災に寄与するグリーンインフラでした。どちらも自然環境系でしたね。選択科目Ⅱのほうは自然環境系色が弱かったとはいえ、選択科目Ⅲのどちらもが自然環境系で来るとは驚きました。わたしのような人間にとってはどちらの問題を選択するのか悩ましいといころです。小躍りしている場合ではありません。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 令和5年3月に策定された「生物多様性国家戦略2023-2030」では,世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に対応するため,「2050年自然共生社会」及び「2030年ネイチャーポジティブ」の実現に向けた5つの基本戦略を掲げている。「基本戦略の1つに「生態系の健全性の回復」が掲げられており,河川,道路,都市の緑地,海岸,港湾においても,生物の生息・生育地の保全・再生・創出の取組を推進することが必要である。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)生態系の健全性の回復を図るため,河川,道路,都市の緑地,海岸,港湾において生物の生息・生育地の保全・再生・創出の取組を推進するに当たって,多面的な観点から課題を3点抽出し,その内容を観点とともに示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する建設分野における複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

漢那ダム
【沖縄県国頭郡宜野座村】

Ⅲ-2 グリーンインフラとは,グリーンインフラ推進戦略2023(令和5年9月国土交通省)によれば,社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において,自然環境が有する多様な機能を活用し,持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組である。我が国においてもグリーンインフラの概念が定着し,産学官の取組が広がりつつあるが,近年,気候変動に伴って水災害等が激甚化・頻発化するなど,グリーンインフラに関連する社会情勢にも大きな変化が生じている。これらの点を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)防災・減災に寄与するグリーンインフラを一層普及させるとともに,あらゆる場面で実装(ビルトイン)させていくに当たって,取組を実施する技術者としての立場で,多面的な観点から3つの課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち,最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策に共通して生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

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