2024年7月22日月曜日

自然環境保全 選択科目Ⅱ-1

続きまして、自然環境保全Ⅱ‐1、4つの設問のうち1問を選ぶスタイルの、「選択科目」に関する専門知識について試される選択科目Ⅱ-1です。

○条件付特定外来生物
○気候変動による生息魚類の変化等
○ワンヘルス
○2030年グローバルターゲット「生物多様性への脅威を減らす」ことに関する数値目標

外来生物でましたね!アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメを推していたので一応当たった!という認識です(一応です)。
2問目の気候変動による生息魚類の変化なんて、まるで水産部門ですね。驚きました。まぁ水産部門だったら魚類ではなく魚介類になるわけですが。水産寄りの自然環境分野については(環境部門の出題ジャンルとしては)予想を遠慮していたところも正直なところありました。意識を改めないといけませんね。
そしてワンヘルスですが、わたしの受講生でワンヘルスをテーマとした想定問題に取り組んでおられた方がいます。ドンピシャでしたね!小躍りしたのではないでしょうか。
それにしても公園系が1つも出題なかったことには驚きました。去年2つも出してしまったことも影響しているのでしょうか。
とにかくⅡ-1を予想するのはやっぱり難しいですね。

19-3 自然環境保全【選択科目Ⅱ】
Ⅱ 次の2問題(Ⅱ-1,Ⅱ-2)について解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えること。)

Ⅱ-1 次の4設問(Ⅱ-1-1~Ⅱ-1-4)のうち1設問を選び解答せよ。(緑色答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙1枚にまとめよ。)

Ⅱ-1-1 2022年に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」が改正され,2023年6月1日より,新たに特定外来生物を指定する際に,その規制の一部を適用除外とする「条件付特定外来生物」に指定することができる制度が新設された。この制度が制定された背景,指定された種の環境への影響について触れたうえで,条件付特定外来生物の法的位置づけや行為の規制内容,課題について述べよ。

Ⅱ-1-2 近年の気候変動による日本の海洋生態系への影響を示す,生息魚類の変化等に関する事柄について,具体的事例を2つ以上挙げ,その対応に関する取組についても述べよ。

Ⅱ-1-3 人獣共通感染症,薬剤耐性菌対策等の観点から提唱されている「ワンヘルス(One Health)」について,生物多様性保全の観点からその意義を述べよ。

Ⅱ-1-4 昆明・モントリオール生物多様性枠組の2030年グローバルターゲットのうち「生物多様性への脅威を減らす」ことに関しては,空間計画の設定,自然再生,30by30,種・遺伝子の保全,生物採取の適正化,外来種対策,汚染防止・削減,気候変動対策の8つの目標がある。このうち,数値目標が設定されているものについて,その目標と目標達成に向けた活動の考え方を述べよ。

福岡市博物館
【福岡県福岡市】


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