2022年4月29日金曜日

令和4年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめ(Ⅱ-1)

GWですね。沖縄は湿度90%近くにもなりとても蒸し暑いです。いよいよ梅雨入りです。アカショウビンやアオバズクも渡ってきました。リュウキュウカジカガエルも盛んに鳴いています。向かいの緑地がとっても賑やかになりました。

4月から始まったNHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」観てますか?(日本)本土復帰50周年を記念しての放送だそうです。いまのところ沖縄本島北部のやんばるが舞台ですがそのうち横浜の沖縄タウンである鶴見区に舞台が移るらしいです。今週はサーターアンダギーがテーマ(っていうの?)でしたね。これまでも沖縄そばやゆし豆腐、イカ墨汁など沖縄独特の食べ物が取り上げられていて、もうたまりません。県外で観ていたら沖縄の食べ物を食べに沖縄に飛んで行きたくなっちゃうかもしれませんね(笑)

近況報告は置いておいて、GWになりましたから、いよいよ筆記試験対策のラストスパートです!ここで最後のダッシュをかけられるかどうかで決まるといっても過言ではありません。
というわけで、これまで好評いただいている(そして昨年度はわりと的中させたような気でいる)当ブログの人気投稿記事ともいえる過去問出題ジャンルまとめと出題予想をこれからしばらく連載します。
もちろんアタルこともあればハズレることもあるわけで、当然ながらご自分でもいろいろと思いめぐらせながら試験問題、出題ジャンルを考えてみて下さい。
7月の試験まであと2か月となりました、残りの期間を集中して頑張ってください!

サーターアンダギー
【沖縄県国頭郡本部町】

まずは建設環境科目のⅡ-1から過去問を振り返ってみましょう。
①富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化
②2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
③SDGs、建設部門における生物多様性保全に向けた取組
④太陽電池発電所アセス

事前予想としては4つとも予想ジャンルとして挙げていましたので、当たったと言えますかね(SDGsは広いんですが)。
要チェック分野まとめ、それから元ネタをピックアップしたブログ記事等を参考に、引用元資料や周辺知識も含めて整理しておけばじゅうぶん対応できたのではないでしょうか。

R2
①再生可能エネルギー発電施設の環境アセス(存在又は供用)
②特定建設資材廃棄物の再資源化促進策
③土壌汚染の除去等の措置
④国土のストックとしての価値向上における取組

R1
①建設リサイクルと建設発生土(有効利用と適正処理の方策)
②騒音発生源対策(の技術的留意点)
③多自然川づくり(の技術的課題)
④環境影響評価法(における計画立案段階から準備書まで)の手続き

H30
①低周波音とその対策
②底層溶存酸素量とその改善策
③再生可能エネルギーの導入状況と太陽光発電事業の課題
④建設事業における外来種対策と留意点

H29
①外来種防止行動計画
②閉鎖性海域の環境保全目標
③気候変動を考慮した防災対策、減災対策
④土壌汚染による有害汚染物質の摂取経路

H28
①湖沼やダム湖の富栄養化対策
②建設発生土のリサイクル
③騒音対策
④生物多様性民間参画

H27
①生態系サービス
②再生可能エネルギー
③景観重要公共施設制度
④廃棄物最終処分場跡地

H26
①生物多様性4つの危機
②ヒートアイランド現象
③循環型社会
④下層DO

H25
①環境再生における順応的管理
②改正環境影響評価法
③建設リサイクル
④生態系ネットワーク

でした。
単純にまとめると、
●富栄養化対策(水質浄化対策)
●環境アセス手続き
●再生可能エネルギー(に係るアセスや環境保全措置)
●生物多様性の取り組み
●外来種対策
●建設リサイクル
●騒音の現状と環境保全措置
●土壌汚染対策

が繰り返し出題されています。
これが建設環境の基本的な専門分野だということがわかります。
上記分野は傾向もヘッタクレもありません。こう言ってはミもフタもありませんが、試験に出る出ないも関係ありません。基礎の基礎、専門のなかの専門として習熟しておいてください。
そしてこの分野については過去1~2年くらいで改正された法律や更新された技術マニュアルなんかがあれば要チェックです。

令和元年度試験からは4問出題されたなかから1問を選択すればいいのですから、上記対策だけでもイケると思います。1問くらいは頻出分野からなにかしら出るんじゃないでしょうか。
頑張ってください!

。。。と、これでこの投稿を〆てしまうのもなんだかツマラナイので、ハズレ覚悟で予想してみたいと思います。

改正された試験方法の概要が示されている「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について 」によると、Ⅱ‐1で問われている『専門知識』とは「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識、とあります。
出題内容は 「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に対する専門知識を問う。
評価項目としては、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,コミュニケーションの各項目、とあります。
「重要なキーワード」や「新技術」というのがミソですね。
その「重要なキーワード」や「新技術」を手掛かりに、昨今の話題なども鑑みると令和4年度は以下のようなあたりになるんじゃないかと予想しました(とはいえ昨年の予想とあまり変わり映えしませんが)。
①SDGsのゴールに向けた建設分野での取組(目標6:安全な水とトイレを世界中に、目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに、目標11:住み続けられるまちづくりを、目標12:つくる責任 つかう責任、目標13:気候変動に具体的な対策を、目標14:海の豊かさを守ろう、目標15:陸の豊かさも守ろう) ←なんだかんだいってもヤッパリコレですね。Ⅱ-1に限らず必須科目や選択科目Ⅲのほうでも問われると思います。というか、直接問われなくてもSDGsに絡めて回答すると評価が上がると思います。
②生物多様性 昨年はSDGsに絡めた出題でしたが、昨年公表された「GBO5」に絡めた出題があると考えるのはどうでしょうか。「次期生物多様性国家戦略研究会報告書」も参考にしてみてください。
外来種対策 ←世間ではアメリカザリガニの取り扱いが話題になっていますが、「地域と連携した外来植物防除対策ハンドブック」が昨年7月に国交省河川課からリリースされていますので注目に値します。
沿岸透明度の目標設定ガイドライン ←出題されるまでシツコク取り上げます(笑)。水質保全分野はバリエーションが少ないですね。富栄養化対策は基本事項なので昨年度に出題されましたが今年も抑えておいてください。
大腸菌数 ←環境基準項目が変更になったので取り上げましたが、ちょっとマイナー過ぎですかね。
⑥砂浜保全 ←久しぶりに出題されていもいいのではないかと思っています。国交省で気候変動を踏まえた海岸保全のあり方についても検討されています。これが当たるとキモチイイだろうなぁ。
⑦風力発電 ←昨年度は太陽光発電が出たので、いよいよ今年は風力発電、国交省イチオシの洋上風力発電か?風力発電のリプレースに係る環境アセスもありました。昨年10月にはアセス対象の事業規模も改正されましたし、今年は風力発電ですね。
⑧建設リサイクル2020(廃プラスチックの分別・リサイクルの促進) ←建設リサイクルも1問は出題されると思いますので、それに昨今話題の廃プラ問題、海洋プラスチック問題と絡めてみました
⑨騒音 ←定期的に出題されているので、今年あたりまた問われそうです。
⑩土壌汚染対策or建設発生土 ←昨年度は出題されませんでしたからね。

SDGsは相変わらずざっくりですね(笑)
無理やりぎみですが、これまでの試験で頻出している分野である生物多様性、水質保全、循環型社会あたりのことをSDGsのゴールに絡めた出題があると思います。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。
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