2023年5月18日木曜日

R5環境部門の要チェック分野まとめ(Ⅱ-1)

前々回にまだ梅雨入りしていない、なんて書いたところですが、無事に本日から沖縄・奄美地方の梅雨入りが発表されました。朝から豪雨雷雨です。災害が発生しなければよいのですが。

では出題予想、環境部門自然環境保全のⅡ-1です。
とはいえ自然環境保全のⅡ‐1の予想は難しいですよね。
昨年度は30by30はズバリ的中しましたが、わたくしイチオシのアメリカザリガニ(などの外来種)は取り上げられませんでした。
それでもシツコクR5こそアメリカザリガニやアカミミガメ(などの外来種)が出るんじゃないかと思います。ただし、Ⅱ-1で出るのか、Ⅱ-2で出るのか、はたまたⅢで出題されるのか、それはわかりませんが。

①自然公園と重複するジオパーク
②遺存固有(古固有)と新固有
③自然公園内での景観配慮
④30by30

①火山地形の国立国定公園
②世界自然遺産のOUV
③特定第二種国内希少野生動植物種
④持続可能な生物資源の管理に関する認証制度

R2
①ラムサール条約湿地とその保全措置
②環境DNA分析技術の特徴と効果、課題と展望
③野生生物の保護管理制度
④渓畔林・河畔林の特徴と機能

R1
①藻場の機能と減少要因
②愛知目標、我が国の取り組み
③森林認証制度
④自然環境保全地域と自然公園それぞれの制度

H30
①生物多様性を社会に浸透させる取り組み
②世界自然遺産地域の保護管理
③生物多様性の第2の危機
④ユネスコ世界ジオパーク

H29
①緑の国勢調査やモニタリングサイト1000
②国内希少野生動植物種と保護増殖事業
③ユネスコエコパーク
④生物多様性オフセット

H28
①鳥獣の管理(鳥獣保護管理法)
②生態系を用いた防災・減災(Eco-DRR)
③ミティゲーション
④里地里山における木質バイオマスエネルギー

H27
①自然環境保全地域
②鳥獣保護法改正と狩猟者の確保と育成
③自然公園等における利用者負担
④希少野生動植物の現況と保全

H26
①グリーン復興の取り組みと生物多様性保全への配慮
②里山の生物多様性
③自然の恵みの経済的価値評価
④自然との触れ合いのための歩道

H25
①コナラ林の適切管理
②自然解説標識
③在来生物の生息・生育域の変化
④自然再生事業におけるモニタリング及び順応的管理

でした。
当たり前ですがぜんぶ「生物多様性」ですね。さまざまな側面での生物多様性について問われています。

特に生物多様性や自然公園管理に係る法律や制度の変更時期はその話題が取り上げられることが多いようです。なんといっても3月に「生物多様性国家戦略2023-2030」が出ましたからね。ネイチャーポジティブだとか5つの基本戦略については簡単に整理しておいてください。これはⅡ‐1に限らないわけですが要チェックです。

そしてシツコイですが、R5年4月に防除マニュアルも出たことから今年こそアメリカザリガニやアカミミガメ(外来種対策)あたりはいかがでしょうか。
外来生物法がR4年5月に改正され、それを受けて9月には特定外来生物被害防止基本方針が変更されました。機は熟していると思います!

とはいえ、出題されるネタ(テーマ)をズバリ予想するのはやっぱり困難です。
でも、何が出ようとも4つのうちから1つを答えればいいわけですから、それくらいはなんとか答えてほしいものです。それができないようでは自然環境保全の技術士に相応しいとは言えません。
なぁーんて脅すようなことを書いちゃいましたが、なにも満点じゃなくてもいいんです。6割でいいんですから、訊かれたことに対してなんかかんか回答しさえすれば合格レベルの6割には達すると思います、達するはずです。
たとえばクライアントとの打ち合わせ協議でなんかしら質問されたというシチュエーションを考えてみてください。詳しくは知らないようなことについて訊かれても専門家を自負している以上、記憶をたどりながらでもわかる範囲でなんとか答えますよね?まったく何も答えられなかった、ということはないんじゃないですか?アレと一緒です。

上記分野は傾向もヘッタクレもありません。こう言ってはミもフタもありませんが、試験に出る出ないも関係ありません。基礎の基礎、専門のなかの専門として習熟しておいてください。

ヒカゲヘゴ
【沖縄県石垣市】

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