2024年6月5日水曜日

令和6年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめの前に(Ⅰ&Ⅲ)

つづきまして、2つの設問から1問を選ぶスタイルの「問題解決能力及び課題遂行能力」が問われる必須科目Ⅰと選択科目Ⅲです。
毎年のことですが、出題予想のまえにまずは問題解決能力及び課題遂行能力の振り返りです(笑)。振り返りというか今回も完全に過去の投稿のコピペです(笑)。でも、とても大事なことなので繰り返しアップします!

問題解決能力及び課題遂行能力とはなんでしょうか。
「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について」によると、「社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力」とあります。
その出題内容は、
必須科目Ⅰが
・現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。
選択科目Ⅲが
・社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として,「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い,多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して,その遂行方策について提示できるかを問う。
ということです。

論理的、ということですから、これは従来から確認されている技術士の資質である論理的考察ができるかどうか、そしてそれを試験官に伝えることができるか、がキモです。
これには骨子(表)で整理して記述するクセを身につけると、書き間違うことはありません。骨子(表)についてはこれまでにも何回か記述していますし、SUKIYAKI塾のHPにも詳しいのでそちらをご確認ください。

問題文の構成は必須科目Ⅰ、選択科目Ⅲともほぼ同じなのですが、問い方(というか文言)が微妙に変化しているのが興味深いです。こうして並べてみると、だんだん文章が長くなっていますね。
R1は(1)~課題を抽出し分析せよ
R2は(1)~課題を抽出し,その内容を観点とともに示せ。←R4の選択科目Ⅲパターン
R3以降は(1)~課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,課題の内容を示せ。
でした。
R3から変化なしということはR6も変化なし、と考えるのが無難でしょう。もし変えてきたとしても対応できる範囲になると思います。

そして(2)はほぼ同じでこれまで
前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。
だったのが、R5では
最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を,専門技術用語を交えてを示せ。
「専門技術用語を交えて」というのが追加されました。でもこれ、わざわざ書かなくても、どうしても専門技術用語が混じって(交じって)しまうと思うんですけどね。逆に専門技術用語を使わずに書ききるほうが文章能力としては高いと思います(←完全に脱線です、真に受けないでください)。

次の(3)はこれまでじゃっかんバリエーションがありますが、正負両面と負(2次リスク)に対してはその対応策まで書かせるネタを想定しておけばOKです。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。
でした。
添削していてよく注意するのが、リスクの捉え方です。問題文には「解決策を実行しても新たに生じうるリスク」とあります。けっこう「解決策が実行できないリスク」を書いてしまう人が多いです。
そういうことからも、よくよく問題文は良く読んで出題者の意図はしっかり汲むようにしてください。それだけで合格ラインがこちらに寄ってくるといいますか、ハードルがすごく下がると思います。

そして(4)は例年同じで
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり,技術者としての倫理,社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。
といったように、技術者倫理と社会の持続可能性についてのものでした。
なお、技術士倫理綱領が改定されましたので、試験対策としてはキーワード等を更新してもよいかもしれません。

そしてR1の試験では、
答案用紙3枚以内にまとめよ。
だったのがR2以降、
答案用紙3枚を用いてまとめよ。
となっています。いくら内容がよくても2枚ではダメです。

選択科目ⅢもR1以降、ほぼ同じです。
ただし出題テーマによっては「建設環境の技術者として」という指定があることに注意してください。受験科目の技術者として答えるべきなのは当然のことですが、わざわざ指定されている場合は特に注意してほしいところです。同じ技術者であっても建設環境の技術者ではない立場でも解答が可能なテーマの場合に指定されているようです。建設環境は建設環境以外の技術士のひとが2科目めにチャレンジするパターンも多いですよね。建設環境は出題ジャンルが広いので、ついつい建設環境じゃない視点でも書けてしまいますから、そういった2科目めで受験するひとは要注意です。
Ⅲ-X (前文にテーマが示され)~することが求められている。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。
(1)~課題を,技術者としての立場で多面的な観点から3つ以上抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。
あるいは
(1)~の検討に当たって,技術者としての立場で多面的な観点から課題を3つ以上抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち,最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を,専門技術用語を交えてを示せ。

ちなみにⅢ‐2のほうでは
その課題に対する複数の解決策を,都市構造の集約化を含めて複数示し,専門技術用語を交えて具体的に説明せよ。
とありました。これはなかなか限定的でよい問いだと思いました。この条件から外れてしまうとアウトですので、問題文は良くよくよく読んでください。なんならこういったいつもと違う限定条件などは問題文に下線をひくとか丸で囲むとかして記述途中でも振り替えられるようにすると良いと思います。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。
でした。

選択科目Ⅲでは必須科目Ⅰの(4)技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点がないだけで、あとは同じですね。必須科目Ⅰは建設部門の技術者としての視点で、選択科目Ⅲでは建設環境の技術者としての視点で記述してください。

この流れ、平成時代の過去問に取り組む場合も令和時代用にアレンジする際に参考にしてください。もしかしたらR6年度は変えてくるかもしれませんが、それでも上記を整理して準備しておけば大丈夫でしょう。

【沖縄県竹富町 西表島】

評価にあたっては、課題を課題たらしめている根本の要因を炙り出せるか(これが課題分析)、それを文章で表現できるか、にかかっています。
実はこれができているかどうかでほぼ合否が分かれるといっても過言ではありません。わたしが行っている添削講座でもほぼこの課題の分析(問題点の抽出)についての指導になっています。逆に考えると、提案する解決策のそもそもの理由・根拠なんですが、それだけ皆さんが苦手としている部分です。ここをクリアすると一足お先に「合格」することができます。

また、多面的に課題を抽出、多様な視点からの分析も重要です。
一面的でなく多面的な視点が求められています。よく受講生から多面的(多様)な視点とはどういったものなのでしょうか、という質問を受けますが、定義はないので多面的でさえあれば試験としてはOKです。ここでは課題を幅広い視点(多様な視点)でもって抽出していることをアピールしてください。
手っ取り早く把握するには、過去の合格論文を参考にするとよいでしょう。多くの合格者がさまざまな課題を挙げているのがわかりますが、ほぼ共通したネタに収れんしているということもわかり、多面的なネタ集めとしてもとても参考になると思います。
なお、多面的とはいえ、たくさん書きすぎてもしょうがないので、数の指定がなければ3つくらいにまとめるのが無難です。

必須科目Ⅰと選択科目Ⅲにおける対象分野の傾向と予想はまた次回に。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。

2024年6月4日火曜日

令和6年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめ(Ⅱ-2)

新型コロナ。すっかりちょっとした風邪なみになっているような雰囲気ですが、ここへきてわたしの身近なコロナ未罹患者が次々と感染しています。症状はそんなに重くはないようですが、試験本番直前に罹るとエライことになっちゃいますから、これから筆記試験までの体調管理、感染防止対策はしっかりやってくださいね。

前回から続いて建設環境選択科目Ⅱ-2筆記試験問題の出題ジャンル予想です。
「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について 」によると、
これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力
とあります。
「選択科目」に関係する業務に関し,与えられた条件に合わせて,専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき,業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問う。
ということです。
業務遂行手順、留意点や工夫を要する点、というのがキモになります。

実際の問題文をみてみると一目瞭然ですが、全部門、全科目ともテーマが異なるだけで問われ方は同じでした。
Ⅱ-2-X (前文に業務テーマが指定されます)~の担当責任者として業務を行うに当たり,下記の内容について記述せよ。
(1)~に関して調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

令和元年度から5年続けて同じでしたから、令和6年度も変わらないと思います。
これまでどおりの準備で大丈夫でしょう。

【沖縄県島尻郡伊平屋村 伊平屋島】

それでは具体的にどういった業務の遂行手順が問われてきたのか、これまでにどんな業務が出題されたのか振り返ってみましょう。
R5

R4

R3

R2

R1

H30
①道路事業の計画段階配慮書
②風力発電所建設事業の調査・予測及び評価手法

H29
①第1種事業の環境アセス(環境保全措置~回避低減、代償措置)
②歴史まちづくり

H28
①第1種事業の環境影響評価(環境要素ごとの環境保全措置)
②低炭素まちづくり計画

H27
①建設事業における外来種対策
②第1種事業における工事中の環境影響評価

H26
①計画段階配慮書
②土壌汚染対策

H25
①希少種への影響予測と環境保全措置
②生活環境への影響予測と環境保全措置

これはもうなんといっても環境アセスですね。R5も1問はアセスでした(R4では2問とも!)。しかも方法書、あるいは方法書以降の手続きばかりですね。
環境影響評価法に基づく手続きはもちろん、法アセスに満たない規模も含んだ建設事業にかかる環境配慮(環境負荷低減)に関する手続きが問われています。そしてそのなかでは方法書以降の手続き、特に環境保全措置についてよく問われています。
これは受験要件を満たした建設環境分野の技術者であれば当然これまでに実績、経験を積んでいるはずです。
建設環境の技術者は大きく、自然環境系、生活環境系、環境影響評価系に大まかに分けられますが、いずれの技術者でも回答できるはずの出題内容となっています。

令和6年度の試験対策としては、
(1)まず法アセスの手続きの流れをしっかり頭に叩き込むこと
(2)ご自分が経験した(あるいは資料が入手可能な)環境アセスの一連の流れ(計画段階から環境保全措置、その後の事後調査まで)とその内容を概略で結構ですのでチェックしておく

そのほか、
(3)建設事業による環境負荷を低減する技術(つまり環境保全措置)について、その実施手順と留意点を整理しておく
(4)さらに事業の前提条件として「第1種事業」であることがたびたび出題されています。仮に事業規模が指定されていなかったとしても第1種事業で記述してもOKなのですから(たぶん)、この機会に第1種事業の規模は抑えておきましょう。特にご自分が取り上げる予定の事業においては、しっかりと数字(kmだとかhaだとか車線数だとか)を頭に入れておいてください(覚えやすい数字になっています)。なお高速道路建設事業は規模指定がないのでイイかもしれません。

もういっこのアセスじゃないほうは、何が出るのかわかりませんね。毎回、これが楽しみでもあります(笑)
R2の災害復旧(「美しい山河を守る災害復旧基本方針」ガイドライン)はズバリ的中!したのでとてもキモチよかったです(笑)。R5の海の再生計画もわたしの本業ズバリそのものだったので小躍りしたものです(試験監督しながら「オレも回答してぇなぁ~」と思いました)。
逆にR3の地盤汚染、R1の便益計測手法、H29の歴史まちづくりなんかは予測できるわけないですね。

令和6年度のアセス以外の予想としては(昨年に予想したものと同じですが)、まちづくり&防災減災系でグリーンインフラ計画が出題されると面白いですね。国土交通グリーンチャレンジも打ち出されています。防災減災に加えて、都市の緑空間の保全・活用によって潤いのある豊かなまちづくりというのもグリーンインフラと言えますし、受験者の職種を問わないので出題しやすいと思います。
あとはH27にも出ましたが、やっぱり外来種対策でしょうか。意外とそろそろ出るような気がしないでもありません(←出題されたらアタッタ!と大騒ぎするんでしょうね(笑))。

とにかく、
Ⅱ‐2の回答については、APECさんは「業務計画書を作る感覚で」としています。特記仕様書兼作成手順書(問題文です)に沿って業務計画書(回答論文です)を作成するように書き上げればいいと思います。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。

2024年6月3日月曜日

令和6年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめ(Ⅱ--1)

6月になりました。
いよいよ筆記試験が迫ってきましたね。皆さん、準備は進んでいますでしょうか。さすがにまだ何もしていない、というひとはいないと思いますが、(そんなひとも)これから筆記試験までラストスパート頑張ってください。ここで最後のダッシュをかけられるかどうかで決まるといっても過言ではありません。
というわけで、たいへん遅くなりましたが(昨年度を除き)これまでわりと的中させたような気でいる当ブログの人気投稿記事ともいえる過去問出題ジャンルまとめと出題予想をこれからしばらく連載します。
もちろんアタルこともあればハズレることもあるわけで、当然ながらご自分でもいろいろと思いめぐらせながら試験問題、出題ジャンルを考えてみて下さい。

【沖縄県宮古島市 池間島】

まずは建設環境科目のⅡ-1から過去問を振り返ってみましょう。
①健全な水循環に向けた取組(課題と対応策)
②使用済み太陽光パネルの処理(課題と対策)
③道路緑化による景観向上機能と環境保全機能
④景観地区制度

事前予想としては、洋上風力発電、工事中騒音、建設リサイクル、外来種、底質DO、生物多様性、ブルーインフラを取り上げており、当たった!というものはひとつもありませんでした。。。。。
これまで4つのうち1つや2つはカスっていたんですけどね。スミマセン。
でも、景観地区制度は制度について知らなかったらなかなか厳しいものがありますが、水循環とか太陽光パネル廃棄物、あるいは道路緑化の機能については、持てる知識を総動員すればなんとか対応できるのではないか(建設環境の技術者なら対応してほしい)とも思います。無理やりでも頭の片隅から引っ張り上げて、なんとか答案用紙1枚ぶんを絞り出して下さい!そういう意味ではそこまで難しい問題ではなかったと思います。

①道路または鉄道の騒音対策
②猛禽類の「前倒環境調査」
③Eco-DRR
④建設発生土と建設汚泥

①富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化
②2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
③SDGs、建設部門における生物多様性保全に向けた取組
④太陽電池発電所アセス

①再生可能エネルギー発電施設の環境アセス(存在又は供用)
②特定建設資材廃棄物の再資源化促進策
③土壌汚染の除去等の措置
④国土のストックとしての価値向上における取組

①建設リサイクルと建設発生土(有効利用と適正処理の方策)
②騒音発生源対策(の技術的留意点)
③多自然川づくり(の技術的課題)
④環境影響評価法(における計画立案段階から準備書まで)の手続き

①低周波音とその対策
②底層溶存酸素量とその改善策
③再生可能エネルギーの導入状況と太陽光発電事業の課題
④建設事業における外来種対策と留意点

①外来種防止行動計画
②閉鎖性海域の環境保全目標
③気候変動を考慮した防災対策、減災対策
④土壌汚染による有害汚染物質の摂取経路

①湖沼やダム湖の富栄養化対策
②建設発生土のリサイクル
③騒音対策
④生物多様性民間参画

①生態系サービス
②再生可能エネルギー
③景観重要公共施設制度
④廃棄物最終処分場跡地

①生物多様性4つの危機
②ヒートアイランド現象
③循環型社会
④下層DO

①環境再生における順応的管理
②改正環境影響評価法
③建設リサイクル
④生態系ネットワーク

でした。
単純にまとめると、
●環境アセス手続き
●再生可能エネルギー(に係るアセスや環境保全措置)
●生物多様性の取り組み
●外来種対策
●建設リサイクル
●土壌汚染対策
●騒音の現状と環境保全措置
●富栄養化対策(水質浄化対策)
●景観

が繰り返し出題されています。
これが建設環境の基本的な専門分野だということがわかります。
上記分野は傾向もヘッタクレもありません。基礎の基礎、専門のなかの専門として習熟しておいてください。
そしてこの分野については過去1~2年くらいで改正された法律や更新された技術マニュアルなんかがあれば要チェックです。

試験方法の概要が示されている「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について 」によると、Ⅱ‐1で問われている『専門知識』とは「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識、とあります。
出題内容は 「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に対する専門知識を問う
評価項目としては、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,コミュニケーションの各項目、とあります。
「重要なキーワード」や「新技術」というのがミソですね。
その「重要なキーワード」や「新技術」を手掛かりに、昨今の話題なども鑑みると令和6年度は以下のようなあたりになるんじゃないかと予想しました(とはいえ昨年の予想とほぼ同じなんですが。。。)。

①ブルーインフラ ←昨年度はこれ系のものは出題されなかったので今度こそ出題されるのではないでしょうか。国交省が推している海版グリーンインフラであるブルーインフラあたりはやっぱり匂いますね。
②生物多様性 ←昨年3月に生物多様性国家戦略2023-2030が出ましたからね。概要は抑えておいてくださいよ。環境部門自然環境保全ではもう必出になると思いますが、建設環境でも出題される可能性が高いと思います。
③外来種対策 ←外来種対策、ここ数年出題がありませんのでそろそろ出るかもしれませんね。上記の生物多様性国家戦略に絡めて出題されることもあるかもしれません。そしてアカミミガメ及びアメリカザリガニに関する防除マニュアル等も出ましたよね。
④既存インフラ等を活用した再エネ導入 ←昨年度は太陽光発電(のパネル処理)が出ましたが、●●発電に特化したものではなく再エネ全般を網羅できる出題となるかもしれません。Ⅱ-1じゃなくてⅢのほうで出題されそうですが。。。
⑤工事中騒音 ←昨年度は騒音振動モノが出題されなかったので今年はどうでしょうか。工事中の、つまり工事用資材等の搬出入・建設機械の稼働に係る騒音及び振動といったあたりはいかがでしょうか。
砂浜保全 ←マニアックすぎますが、久しぶりに出題されていもいいのではないかと思っています。国交省で気候変動を踏まえた海岸保全のあり方についても検討されています。これが当たるとキモチイイだろうなぁ。
⑦建設リサイクル2020(廃プラスチックの分別・リサイクルの促進) ←いよいよ昨今話題の廃プラ問題、海洋プラスチック問題に絡めた出題があるのでは?ちょっと環境部門寄りすぎるかもしれませんが。。。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。

2024年5月22日水曜日

第六次環境基本計画!

ようやく昨日に沖縄地方は梅雨入りしました。今年は遅かったですね。といっても4月中旬からGW前半までは雨が多かったですので、宣言でるの今頃かよ、とも思わなくもないわけで。いずれにしろ水不足完全解消おめでとうございます。

そして出ました、環境基本計画!
5年ごとの見直しですが、第5次からもう5年ですか。時間の経過は早いですね。このブログで紹介するのも早くも3回目ですよ。次の第7次が出る頃はわたしもそろそろ定年ですか。。。なぁーんてついつい感傷的になっちゃいました(笑)

それにしても概要を見る限りそんなに目新しいことはなさそうな感じです。3つの危機は相変わらずですしね。といっても令和6年の視点、2024年の観点で捉えなおしてくださいね。
前回も取り上げましたが、キーワードとしてはやたらと「ウェルビーイング」が目につきますね。「現在及び将来の国民一人一人の『ウェルビーイング/高い生活の質』」が連呼されています。環境部門のかたはウェルビーイングを使いこなせるよう、ぜひ血肉化してください。試験官ウケが良くなること間違いなしです。

かつて那覇市でも6℃を記録したことがあるんです、この日は雪(みぞれ)も非公式ながら降りました。
2016年1月24日
【沖縄県那覇市】

報道発表資料

2024年05月21日
  • 総合政策
第六次環境基本計画の閣議決定について
環境基本計画は、環境基本法に基づき、政府の環境の保全に関する総合的かつ長期的な施策の大綱等を定めるものです。中央環境審議会の答申を受け、第六次環境基本計画を本日閣議決定しましたので、お知らせいたします。なお、令和6年3月12日から同年4月10日までの間に実施した意見募集(パブリックコメント)の結果についても併せてお知らせします。

1.環境基本計画の変更について

(1)経緯

 環境基本計画は、環境基本法に基づき、政府全体の環境保全施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、総合的かつ長期的な施策の大綱などを定めるものです。第五次環境基本計画は、平成30年4月に策定されており、その中で内外の社会経済の変化等に柔軟かつ適切に対応して、5年後程度が経過した時点を目途に見直す旨が記載されています。
 この環境基本計画の見直しについて、令和5年5月に環境大臣から中央環境審議会に対し諮問が行われ、これを受けて中央環境審議会総合政策部会において約1年間にわたり審議が行われました。

(2)環境基本計画のポイント

・ 本計画は、第一次環境基本計画が策定されてからちょうど30年という節目に策定される環境基本計画であり、「現在及び将来の国民一人一人のウェルビーイング/高い生活の質」の実現を環境政策の最上位の目標として掲げた、という点が大きな特徴です。
・ 現在、私たちが直面している気候変動、生物多様性の損失、汚染という地球の3つの危機に対し、早急に経済社会システムの変革を図り、環境収容力を守り環境の質を上げることによって、経済社会が成長・発展できる「循環共生型社会」の実現を打ち出しています。

2024年5月15日水曜日

環境保全活動、環境保全の意欲の増進及び環境教育並びに協働取組

GWいかがでしたか?
すみません、毎年恒例の筆記試験問題予想ですが、作業が滞っておりいましばらくお時間ください。今年のGWはプライベートと業務と添削で埋まってしまい、ブログ更新に振り向ける時間が取れませんでした。
そうこうするうちに、ちょっと興味深い報道発表がありましたので取り上げます。環境部門、あるいは環境部門自然環境保全や環境保全計画のかた向けのはなしになっちゃいますが、「環境教育」ちょっと匂いますよね。ぜひ試験対策に今回変更された基本的な方針をチェックしてみてください。
公正で持続可能な社会への変革と一人ひとりの変容を実現し、地域循環共生圏の創造と、人々のウェルビーイングにつなげていくことが重要」だということを論文中にも引用しちゃっていいと思いますよ!

松下村塾
【山口県萩市】

2024年05月14日
  • 総合政策

「環境保全活動、環境保全の意欲の増進及び環境教育並びに協働取組の推進に関する基本的な方針」の変更の閣議決定について

本日、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」に基づく「環境保全活動、環境保全の意欲の増進及び環境教育並びに協働取組の推進に関する基本的な方針」の変更について閣議決定しましたので、お知らせします。なお、令和6年2月1日から同年3月1日までの間に実施した本件に対する意見募集(パブリックコメント)の結果についても併せてお知らせします。

1.基本方針の変更について

(1)背景

「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(以下「環境教育等促進法」という。)」第7条に基づく「環境保全活動、環境保全の意欲の増進及び環境教育並びに協働取組の推進に関する基本的な方針」(平成30年6月26日閣議決定。以下「基本方針」という。)において、政府は「本基本方針改定後5年を目途に、本基本方針の改定等必要な措置を講じ」ることとされています。
これを受け、令和5年6月から、環境教育等促進法第24条の2第2項に基づく「環境教育等推進専門家会議」及び同法同条第1項に基づく「環境教育等推進会議」等において、基本方針の変更案を検討し、今般、基本方針の変更を閣議決定しました。

(2)主な変更点

・環境教育の目的として、気候変動等の危機に対応するため、個人の意識や行動変容と組織や社会経済システムの変革を連動的に支え促すこと。
・環境教育において特に重視すべき方法として、これまで重視してきた体験活動に加えて、多様な主体同士の対話と協働を通じた学びやICTを活用した学びの実践を、学校、地域、企業等の様々な場で推進すること。
・ 学校内外での対話と協働による学びの推進に向けた、学校と地域・団体・企業等をつなぐ中間支援機能の充実による、学校の教職員の負担軽減と教育の質向上の両立を図ること。
・これらを推進する具体的な方策の一つとして、中間支援組織の強化等を掲げ、その足掛かりとしてESD活動支援センターや地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)及び地方環境パートナーシップオフィス(EPO)等の既存の中間支援組織の活用を図ること。

2024年4月30日火曜日

令和6年度技術士筆記試験対策の添削講座短期コースを開講しました

本日4月30日(火)より筆記試験対策添削講座の「短期コース」の受付を開始いたします。
7月の筆記試験まで残り2か月間の短期決戦、ぜひモノにしましょう。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度以降、多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。
令和5年度筆記試験及び口頭試験合格発表後に頂いたメッセージを抜粋します。

【建設環境】
●すごろく様
お世話になっております。
おかげさまで、筆記試験、合格いたしました。
とても分かりやすくご指導いただき、本当にありがとうございました。

●すごろく様
お世話になっております。
ご無沙汰しておりました。
建設環境を受験していた、●●です。
試験は無事に合格していました。本当にうれしいです。
ご指導いただきありがとうございました。
この勢いに乗って、今年確実に決めたいと思います。

すごろく様
お世話になっております。●●です。
先日は再現論文を評価いただきありがとうございました。
筆記試験になんとか合格することができました。
口頭試験の準備のため、今後あわただしくなりますが、取り急ぎご報告させていただきます。

●すごろくさま
いつも大変お世話になっております。●●です。
ご無沙汰しております。
今年は社内の方に指導頂き試験に臨みました。
本日結果発表でしたが筆記試験に合格できたようです。
これまですごろくさまに指導頂いたおかげです。
感謝申し上げます。

●すごろく様
ご無沙汰しております、●●です。
昨年の技術士二次試験セミナーでは大変お世話になりました。
令和5年度の二次筆記試験ですが、受かりましたのでご報告申し上げます(建設環境)。
口頭試験についても十分に対策し、何とか今年度で合格したいと思います。
お忙しいところ恐縮ですが、今後も引き続きご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。

●すごろく様
お世話になっております。●●です。
おかげさまで、無事に建設環境部門に合格しておりました!
筆記試験対策から口頭試験対策まで、ご指導いただき、大変ありがとうございました。
特に、口頭試験練習では、うまく回答できない中、大変長い時間をかけて指導いただきましたこと、改めてお礼申し上げます。
合格できたことも大変うれしいですが、すごろく様をはじめとして、お世話になった方々にこうしてよい報告ができることもまたうれしいです!
今後、技術者として自由に生きていくためには、ずっと自己研鑽が必要なんだろうな、と感じています。
この試験に合格したからおわりではなく、引き続き、腰を下ろさず頑張りたいと思いますので、また機会がありましたららご指導いただけますと幸いです。(もちろん、技術だけでなく、家庭や趣味も必ず大事にします!)
次は、環境部門(自然環境保全or環境影響評価)にチャレンジしていきたいと思います。
この度は、大変ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

●すごろくさま
さきほど、技術士の発表があり、なんとか合格することができました。
建設環境は、自分の中で、専門性の薄い分野でしたので、勉強方法に困っていたところ、スキヤキ塾さんにすごろくセミナーを教えていただいたのが、受講のきっかけでした。
不謹慎な言い方ですが、すごろくさんのコメントがいつも適格で分かりやすいので、技術士の勉強がすごく楽しかったです。
筆記試験終了後に、すぐR6年度の受講を申し込んだのは、もっと、すごろくさんから学びたいと思ったからです。
ほんとうに、ありがとうございました。

●すごろく様
いつもお世話になっております、●●です。
本日、技術士二次口頭試験の結果発表がありましたが、
無事、「合格」していました。
技術士試験にあたっては、すごろくさんにさまざまなアドバイス・ご指摘をいただいたので無事に合格できたと思っています。本当にありがとうございました。
取り急ぎお礼とご報告申し上げます。
以上、今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

●すごろく様
お世話になっております。●●です。
無事技術士合格していました。
すごろく様の模擬面接での建設部門アピールをしっかりいれるというアドバイスが非常に良かったと考えています。
ご指導ありがとうございました。

●すごろくさま
おかげさまで合格でした。
これまでのご指導に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからも更なるスキルアップを目指して頑張りたいと思います。
報告とお礼でした。

●すごろく様
お世話になっております。
お陰様で合格することができました。
これまでのご指導に本当に感謝いたします。
取り急ぎご報告いたします。

●すごろく様
お世話になっております。
本日、無事に技術士に合格致しました。
口頭試験対策にあたり、御指導頂いた甲斐あっての結果と思っております。
社内で何度か模擬試験を行いましたが、大昔の経験による試験でしたので、最近の試験傾向を捉えた的確なご助言が大変参考になりました。
ありがとうございました。

【総監】
●すごろくさま
おはようございます。
筆記試験の結果ですが、合格しておりました。
口頭試験に向けて対策していきたいと思います。
取り急ぎ、ご報告まで。

すごろく様
お世話になっております。
先ほど、令和5年度技術士総合技術監理部門の筆記試験合格を確認いたしました。
筆記試験論文添削では、2年度にわたりご指導いただきました。
重ねてお礼申し上げます。

●すごろくさま
お疲れ様です。●●です。
本日、総監に無事に合格することができました。
昨年度は病気で受験を断念しましたが、北斗の拳のラオウが言っていた「我が人生に悔いなし」の言葉を思い出し、悔いが残らないように勉強したのがよかったのかと思います。
合格まで●回かかりましたが、最後まで熱いご対応頂きありがとうございました。

●すごろく様
R5年度筆記試験再現論文コメント評価(総監ー建設環境)をしていただいた、●●です。
おかげさまで無事に合格しておりました。
あとは口頭試験をなんとかクリアしたいので、また模擬面接講座も参加できればと思いますので、よろしくお願いいたします。

●すごろく様
総監(建設環境)の口頭試験のご指導をいただいた、●●です。
技術士会&官報で間違いなく合格していることを確認いたしました。
すごろくさんの、愛ある厳しい指導を受けて本番を受けたものの、口頭試験の手ごたえが全くと言っていいほどなく、落ちていたらどうしよう・・・と悶々とする日々が続いていましたが、今日、合格を確認してようやく肩の荷を下ろすことができました。
特に、私の場合出願書類の出来がイマイチだったので、なおさらあれこれ思い悩んでいましたが、すごろくさんの的確な指導とアドバイスで本番で何とか曲がりなりにも対応できたので、なんとか合格できたのかなと思います。
この度は、本当にありがとうございました。

●すごろく様
こんにちは。
模擬面接では大変お世話になり、ありがとうございました。
本日、無事、総合技術監理部門に合格できたことをご報告させていただきます。
技術士に合格できたことに改めて感謝申し上げます。
模擬面接で丁寧にご指導いただいたことが合格に結びついたものと実感しております。
模擬面接では、改善ポイント等、的確なアドバイスをいただき、モチベーションを維持しながら口頭試験の準備に注力できました。
今後は、資格に見合う人物になれるよう継続研鑽していく所存です。
ありがとうございました。

●すごろく様
お世話になります。●●です。
すごろく様の模擬面接に大変後押しいただきおかげさまで合格させていただきました!
今回も本当にありがとうございました。

●すごろく様
お疲れ様です。
口頭試験模擬面接でお世話になった●●です。
おかげさまで総合技術監理部門に無事合格することができました。
本当にありがとうございました。
今後も技術者として研鑽に励みます。
以上、よろしくお願い致します。

など嬉しい報告をいただきました。
令和5年度筆記試験が終わってからは令和6年度試験に向けての添削講座の長期コースを、年末からは中期コースを開講しています。いまでは初受験のかたも着実に実力を伸ばしているのがわかります。
そして早いもので令和6年度の筆記試験まであと残すところ2か月半、出願を終え、最後のターンとなりました。短期決戦ですが、これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。
そのほか筆記試験再現論文に対するコメント評価も行います。
試験答案について第3者の視点からの評価(不合格要因の推定)を欲しているかたはぜひどうぞ。

本サービス(添削指導アドバイス)はSUKIYAKI塾とは異なり有料でお受けします。
対象とする技術部門科目は下記の通りでございます。
●建設部門(建設環境)・環境部門(自然環境保全)・水産部門(水産資源及び水域環境)
技術士受験指導の経験は早いもので13年、そして建設環境分野、自然環境保全分野、水産水域環境分野の技術者としての業務経験は28年になりました。これまで主に沖縄県内での環境調査、環境影響評価、自主アセス(ミニアセス)に携わっております。
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした。
また、他の科目についてもご希望であればお引き受けします。ただし専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外の科目については、建設部門の都市及び地方計画、道路、河川、砂防及び海岸・海洋ののかた、環境部門の環境保全計画、環境影響評価、森林部門の林業・林産、森林土木、森林環境、水産部門の水産土木のかたを指導いたしました。
また、建設部門の鋼構造及びコンクリート、施工計画・施工設備及び積算、環境部門環境測定のかたに対しては必須科目(部門共通の問題)を中心に指導いたしました。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境や水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外では、電気電子-電気設備、土質及び基礎、鋼構造及びコンクリート、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、港湾及び空港、道路、施工計画・施工設備及び積算、上水道及び工業用水道、下水道、農業-農業農村工学、経営工学-サービスマネジメント、環境-環境保全計画のかたを指導いたしました。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を法律等の改正に伴い書き換えています。ただしH29年時点までのものです。それにしてもだいぶ年月が経過しちゃいましたね。。。
※択一対策は、繰り返し過去問を解くことの他に、総合技術監理部門 キーワード集2024を用いてご自分でキーワードの解説集を作成するのが合格への近道です。

下記の2つのコースがあります。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

★お申込みはこちらからお願いします

①令和5年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。総監以外は必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
返信回数:各問題に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
料金:3,000円

【令和6年度試験対策】
③筆記試験論文添削 短期コース
期間:受付完了時から令和6年度筆記試験日の7日前(総監は令和6年7月7日、その他部門は7月8日)まで論文を受け付けます。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:15,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません
●添削指導の対象である受験申込書や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが、建設-建設環境、水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●PDFの領収書は発行できますが、受講代金の10%を上乗せした代金を頂戴します
●なおインボイス発行事業者への登録は行っておりませんので適格請求書の発行はできません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。

フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。
※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします

2024年4月17日水曜日

i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)~

出ましたね、i-Construction 2.0。これは筆記試験に出題されるんじゃないでしょうか。建設部門必須科目だけじゃなくて総監でも関連した出題があるかもしれません。
たとえ直接的に出題されなくても、これを踏まえた課題や解決策を展開できるとバッチリですね。総監の場合はこれを踏まえた管理上の課題など。
ぜひ、i-Construction 2.0を導入することによって解決すること、あるいはi-Construction 2.0を導入するにあたっての課題を整理しておいてください。この作業は無駄にはならないと思います。

それにしても技術の進歩は著しいですね。ここ最近は生成人工知能 (生成 AI) の進歩がホントに目を見張るようです。ちょっとした質問を投げかけたら瞬時に回答が得られますもんね。
先日ためしにChatGPTに冷蔵庫の残りものを列挙して、ついでに希望のシチュエーションを伝えてみたら、否定する余地のないメニューとレシピがスラスラと、それも留意点や注意点までも添えられて回答されました。あまりにそつのない無難な内容が、瞬時に回答されたことに対してありがたいようでいてとても怖いことにも思いました。でも慣れちゃうとこうしてズバリの回答をもらえることが当たり前になるのでしょう。良いのか悪いのかわかりませんが。
なかには技術士試験の過去問をChatGPTに投げかけてるひともいるんでしょうね。そうして得られた回答文を添削してみるというのも一興かもしれません(笑)。

AIを搭載した自律型建設ロボットによる施工で数百人規模での省人化や
過酷な環境下での作業負担が大幅に軽減したそうです
麻布台ヒルズ【東京都港区】



i-Construction 2.0」を策定しました
~建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)~


令和6年4月16日

 国土交通省では、建設現場の生産性向上や業務、組織、プロセス、文化・風土や働き方の変革を目的として、i-Construction及びインフラ分野のDXを推進しています。
 今般、i-Constructionの取組を加速し、建設現場における省人化対策に取り組むため、国土交通省の新たな建設現場の生産性向上(省人化)の取組を「i-Construction 2.0」としてとりまとめました。

 国土交通省では、建設現場の生産性向上の取組として、2016年度より、ICT施工をはじめとする「i-Construction」の取組を進めてきました。

(参考)国土交通省におけるi-Constructionの取組,  https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/index.html

 今後、更なる人口減少が予測されるなか、国民生活や経済活動の基盤となるインフラの整備・維持管理を、将来にわたって持続的に実施していくことが必要であることから、「国土交通省インフラ分野のDX推進本部」(本部長:技監)において、これまでの取組をさらに一歩進め、「i-Construction 2.0」として別紙のとおりとりまとめました。

 i-Construction 2.0では、2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割、すなわち生産性を1.5倍向上することを目指し、「施工のオートメーション化」、「データ連携のオートメーション化」、「施工管理のオートメーション化」を3本の柱として、建設現場で働く一人ひとりが生み出す価値を向上し、少ない人数で、安全に、快適な環境で働く生産性の高い建設現場の実現を目指して、建設現場のオートメーション化に取り組みます。
 
 以下URLにi-Construction 2.0の本文を掲載しております。

       i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化~
     https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/content/001738240.pdf

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式