2023年7月11日火曜日

気候変動等を考慮した臨海部の強靱化のあり方

九州北部の大雨は土石流を引き起こすなどたいへんな災害になりました。
毎年のように被害が発生しています。防災減災についてはすでにいろいろな対策をしているはずですが、どうしても被害がでてしまいますね。それでも過去の経験が活かされている側面もあるはずです。世の中が少しづつでもよくなる方向へとわたしも微力ながら尽力したいと思っています。

そして昨日は標記のような答申が公表されました。
臨海部限定ですが、大まかな方針は防災減災インフラ整備に転用できる「強靭化のあり方」だと思います。
来週の筆記試験でも特に建設部門の必須科目で「国土強靭化」分野が出題された場合には積極的に下記答申ポイントを転用してください。

【答申に示された施策のポイント(をすごろくがアレンジ)】
(1)災害等に強い海上交通ネットワークの構築
・耐震強化岸壁整備等の加速化
・全国的視点による広域的・一元的な利用調整
(2)物流・産業・生活機能が集積し、面的に広がる港湾・臨海部の強靱化(面的強靱化)
・災害等に対する脆弱性の評価(リスクの見える化)
・官民連携した防災・減災計画による対策の実施
(3)実現のための枠組み
・気候変動適応等を関係者が協働して進めるための枠組みの構築
港湾防災情報のデジタル化・高度化

門司港
【福岡県北九州市門司区



「気候変動等を考慮した臨海部の強靱化のあり方」をとりまとめ
~交通政策審議会の答申を公表~

令和5年7月10日

気候変動や大規模地震・津波の切迫等を踏まえて、本日、交通政策審議会より、「気候変動等を考慮した臨海部の強靱化のあり方」が答申されました。
今後、本答申に示された、災害等に強い海上ネットワークの構築や港湾・臨海部の面的強靱化等を推進して参ります。

○気候変動による気象災害リスクの増大の明確化や、大規模地震・津波災害の切迫化、カーボンニュートラルポート形成を
 含めた港湾を取り巻く環境の変化等を踏まえた臨海部の強靱化のあり方について、令和4年12 月より、5回にわたり
 交通政策審議会港湾分科会防災部会において審議されてきたところ、本日、交通政策審議会から国土交通大臣に対し、
 答申されました。
○今後は、本答申に示された施策の実現に向け、関係者が連携した所要の仕組みの整備や新たな技術開発等を進めるとともに、
 社会情勢の変化や気候変動の状況等にも柔軟に対応しつつ、着実な施策の展開を図っていきます。

【答申に示された施策のポイント】(答申の概要は別紙参照)
(1)災害等に強い海上交通ネットワークの構築
・耐震強化岸壁整備等の加速化
・全国的視点による広域的・一元的な利用調整
(2)物流・産業・生活機能が集積し、面的に広がる港湾・臨海部の強靱化(面的強靱化)
・災害等に対する脆弱性の評価(リスクの見える化)
・官民連携した防災・減災計画による対策の実施
(3)実現のための枠組み
・気候変動適応等を関係者が協働して進めるための枠組みの構築
・港湾防災情報のデジタル化・高度化

※答申(本文)及び防災部会における審議経過について、以下のURL よりご覧ください。
 https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s303_kouwanbousai01.html
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

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